家電量販店大手のエディオンは太陽光パネルのリサイクル事業に参入する。
家電量販店大手のエディオン(大阪府大阪市)は2026年5月13日、太陽光パネルのリサイクル事業に参入すると発表した。グループ会社であるイー・アール・ジャパン(広島県福山市)が専用工場を新設し、同日より稼働を開始している。
2012年のFIT制度の開始以降、急速に導入が広がった太陽光発電。2030年代には年間約50万トンの廃棄される太陽光パネルが発生すると予測されており、リサイクル体制の構築に向けた取り組みが広がっている。
今回、イー・アール・ジャパンが福山市に新設した工場では、廃棄する太陽光パネルをハンマーで粉砕するシステムを採用した。廃棄するパネルの形状や状態に依存せずに粉砕と剥離(はくり)が可能だという。
粉砕後は光学センサーで再利用可能なガラスを判別し、それ以外の不純物などを自動で除去するシステムも導入した。これにより高純度なガラス資源を高いレベルで回収できるという。不純物の混入を抑えた高純度なガラスカレットとして回収し、提携先を通じて建材用断熱材や土木用資材などの材料として活用する計画だ。
エディオンでは、2008年から太陽光発電システム販売を開始。今回のリサイクル工場の稼働により、太陽光パネルの販売・施工から、回収および高度なリサイクルまでを一気通貫で提供できる体制を整える狙い。リサイクルの受け付けは、エディオン各店舗および物流拠点を窓口として活用する。なお、同社が販売・施工した太陽光パネルに限らず、「廃棄相談の窓口」として広く機能させる方針だ。
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