富士重工業は、開催中のジュネーブモーターショー2011で「BOXER Sports Car Architecture」を初公開した。トヨタ自動車と共同開発中のFRスポーツ車に採用する。
水平対向(ボクサー)エンジンを中心に据え新たに開発したFRレイアウトで、低重心、軽量・コンパクト、ショートホイールベースといった特徴を持つ。もともと低重心なボクサーエンジンの搭載位置を、スバルのAWDモデルよりも低く、車体の中央よりに設置できる。
エンジンフードを低くでき、ドライビングポジションも下げられる。スポーツカーらしいシルエットを描き出すことが可能になる。さらに、フロントオーバーハングとリアオーバーハングを短縮し、ヨー慣性モーメントの発生を軽減できるという。
BOXER Sports Car Architectureのサイズは、4200×1770×1270ミリ(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2570ミリだ。スバルFRスポーツ車は、スバル初の量産FRモデルとして2012年春に生産開始を予定する。
世界唯一の水平対向FRスポーツコンセプト「FT-86 II concept」
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