あんなモデルやこんなモデルにもSmart Access――カシオ、2012年春夏モデルを公開2012 Spring/Summer CASIO WATCH(3/3 ページ)

» 2012年03月05日 11時30分 公開
[吉村哲樹,Business Media 誠]
前のページへ 1|2|3       

 さらに、G-SHOCKのコアなファンにとってはたまらないであろう、レアな限定モデルやコラボレーションモデルの数々も展示された。紙幅の関係上、それらのすべてを紹介することはできないが、中でも特に気になったモデルを2つ紹介しよう。

 1つは、英国ロンドンのコアブランド「maharishi」(マハラシ)とのコラボレーションモデルだ。人気のビッグケースモデル「GA-110」をベースに、maharishiブランドのデザインの特徴を取り入れたホワイト×ブラックの迷彩柄がベルトにあしらわれている。このモデルは、2012年6月に発売される予定だ。

 もう1つは、鮮やかなラスタカラーの彩色が施された「RASTAFARIAN」(ラスタファリアン)モデルだ。「GA-110」「G-001」「G-7900」「GD-100」の4モデルそれぞれに赤・黄・緑・黒のラスタ・カラーが配色されている。レゲエファッションにとても似合いそうなモデルだ。

maharishiとのコラボレーションモデル(左)、ラスタファリアンモデル(右)

 ちなみに展示会場内では、Bluetoothを介してスマートフォンやPCと連携できるG-SHOCK「GB-6900」の展示にも大きなスペースが割かれ、デモンストレーションが行われていた。GB-6900は、当初2011年12月に発売される予定だったのだが、タイの洪水被害の影響により、急遽発売日が2012年3月16日に変更になったのである。GB-6900の詳細な機能については、「スマホと通信するG-SHOCK『GB-6900』発売決定」(参照記事)を、実際に使っている様子については2011年12月に放送した「ビジネステレビ誠」を参照してほしい。

タフムーブメント搭載のEDIFICEが登場

 多機能クロノグラフ「EDIFICE」(エディフィス)にも、新しいモデルが登場する。それが3月に発売される「EQW-T610」「EQW-T720」「EQW-T1010」の3モデルで、カシオ独自の先進技術が詰め込まれたアナログ電波ソーラームーブメント「タフムーブメント」が、初めてEDIFICEに搭載される。

EDIFICE「EQW-T1010」(左)と「EQW-T720」(右)

 タフムーブメントは、「マルチバンド6」「タフソーラー」「ハイブリッドマウント構造」「針位置自動補正機能」の4つの機能が搭載されたムーブメントのことを指す。これまでEDIFICEのモデルには、マルチバンド6やタフソーラーなどの機能は搭載されていたが、今回登場する3モデルで針位置自動補正機能が加わることで、晴れてタフムーブメント搭載モデルとなった。

 この3モデルはそれぞれ、異なるデザインテイストを持つ。EQW-T610は、モノトーン調のベーシックなクロノグラフデザインを採用する。一方EQW-T720は、レーシングカーの3連メーターをイメージさせるスポーティーなデザインのインダイヤル配置を採用。そしてEQW-T1010では、2枚の文字板を重ねた上で上側を大胆に切り取り、独特の立体的な造形を実現している。

「EQW-T610」(左)と「EQW-T720」(右)

 ちなみにEDIFICEは、モータースポーツ用ウオッチとしての顔も持つ。すべてのモデルでカーレースのラップタイムを表示できるストップウオッチ機能を持ち、複数のラップタイムを計測したりベストラップのタイム表示機能を持つモデルもある。カシオは、F1で2年連続チャンピオンに輝いている「レッドブルレーシングチーム」のオフィシャルパートナーを2009年から務めており、2012年1月31日にはこの契約の2年延長を発表したばかりだ(参照記事)。今後もEDIFICEは、モータースポーツファンにとって非常に身近なモデルとなりそうだ。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.