研究開発の最前線:
5Gと6Gの電波や可視光を透過する透明な遮熱窓用の基材を開発
東北大学は、可視光や次世代通信に必要な電波を透過する、透明な遮熱窓用の基材を開発した。nmサイズの周期構造を持つアルミ製遮熱メタマテリアルにより、波長が異なる電磁波の反射や透過を制御する。(2023/11/1)
組み込み開発ニュース:
三菱電機がサブ6対応の透明アンテナを開発、電波の放射効率は従来比で2.3倍
三菱電機は5Gのサブ6に対応する透明アンテナを開発したと発表した。窓ガラスに設置する場合には非接触給電が可能なため、外観を損なう非透明な給電ケーブルが不要になるとともに、電子レンジ扉部の電波シールドに用いられるパンチングメタルと置き換えれば庫内視認性の向上も可能だという。(2023/10/25)
組み込み開発ニュース:
電波の集中と高度な制御で動くモノに無線給電、PHS基地局の技術応用
京セラは5.7GHz帯における空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの実現につながる基礎技術を開発したと発表した。(2023/10/24)
楽天モバイルがプラチナバンド(700MHz)を獲得 「つながりにくさ」を克服できるか
総務省は10月23日、楽天モバイルに対するプラチナバンドの割り当てを発表した。楽天モバイルは700MHzから900MHzまでの帯域を保有していなかった。プラチナバンドは1.7GHz帯の電波と比べて障害物に強く、エリアカバーを広げる上で有利とされている。(2023/10/23)
窓ガラスに応用、温度の上昇防ぐ:
5G/6G用電波は透過、遮熱メタマテリアルを開発
東北大学は、近赤外波長は反射し5G/6G用の電波(可視波長)は透過する、ナノ周期構造の「アルミ製遮熱メタマテリアル」を開発した。建物や自動車の窓ガラスに応用すれば、室内や車内の温度上昇による熱中症の発症や電力の消費量を抑えることが可能となる。(2023/10/18)
5G基地局と衛星通信地球局の電波干渉を抑圧 ソフトバンクと東京工業大学が試作装置を開発
ソフトバンクと東京工業大学 工学院 電気電子系 藤井輝也氏らの研究室は10月6日、「システム間連携与干渉キャンセラー」の試作装置を開発し、室内の疑似環境での実験に成功したと発表した。ソフトバンクに割り当てられている5Gの3.9GHz帯(Cバンド)の電波が、従来利用されている衛星通信の地球局の下り回線と同一周波数帯であり、電波干渉を与えることが課題だという。システム間連携与干渉キャンセラーは5G基地局と衛星通信地球局の下り回線の電波干渉を抑圧する。(2023/10/8)
プラチナバンド割り当て、申請は「楽天モバイル1社のみ」と判明
「プラチナバンド」ともいわれる700MHz帯を使った基地局開設の認定について、申請は楽天モバイル1社だったと総務省が発表した。今後は申請について審査したのち、10月23日にも電波監理審議会に諮問を実施。問題がなければ、楽天モバイルのプラチナバンド獲得が濃厚となる。(2023/10/3)
“オンライントークに参加する電波の悪いオタク”再現に笑いと共感 「全てのオタクに見てほしい」「腹筋壊れた」
画面が固まって、また動いたと思ったら……?(2023/9/30)
組み込み開発ニュース:
スタック型メタサーフェス電波吸収体を用いた電磁ノイズの可視化システム
パナソニック コネクトは、幅広い周波数の電磁ノイズを吸収できる、電磁ノイズ可視化システムを開発した。スタック型メタサーフェス電波吸収体を用いたセンサーを搭載している。(2023/9/22)
楽天モバイル、プラチナバンド割り当てが決まれば「年内に電波を発射できる」見通し
楽天モバイルの鈴木和洋CEOは、8月10日の決算説明会で、同社が希望している700MHzプラチナバンド割り当ての見通しについて話した。2023年秋に割り当てが決まれば、年内に最初の電波を発射できる見通しだという。800MHz帯と900MHz帯の再割り当てについても検討中。(2023/8/10)
KDDI、5Gの新周波数「2.3GHz帯」を運用開始 放送用電波との干渉を防ぐ仕組みとは
KDDIと沖縄セルラー電話は2023年7月3日、5Gの新たな周波数である2.3GHz帯の運用を開始した。運用にはダイナミック周波数共用が必要になる。その理由と今後の展開を技術統括本部 ノード技術本部 モバイルアクセス技術部長 太田龍治氏が説明した。(2023/7/31)
ドローン:
KDDIスマートドローンと飛島建設が“不感地帯”のドローン点検を実証 デジタルデバイドを「Starlink」で解消
KDDIスマートドローンと飛島建設は、無線電波が届かない山間部の建設現場で、自動給電が可能な米Skydioのドローン基地「Skydio Dock」と、衛星ブロードバンドインターネット「Starlink」を活用し、遠隔のドローン点検/巡回を検証した。(2023/7/20)
材料技術:
透明性を保持しながら赤外線を反射する、自動車向け高遮熱フィルムを開発
東レは、ガラス並みの透明性を保持しながら太陽からの赤外線を反射する、自動車向けの高遮熱フィルムを開発した。電波透過性を有し、自動運転に用いる第5世代移動通信システムに対応できる。(2023/7/13)
大規模量子コンピュータなどに応用:
マイクロ波アイソレーターの超小型化を可能に
国立天文台の増井翔特任研究員らによる研究チームは、極めて小さいマイクロ波アイソレーターを実現するための基礎原理を開発し、その実証実験に成功した。大規模な量子コンピュータや多素子電波カメラへの応用を視野に入れる。(2023/7/10)
組み込み開発ニュース:
可視光を透過する5Gミリ波対応の液晶メタサーフェス反射板を開発
ジャパンディスプレイは、可視光を透過する5Gミリ波対応の液晶メタサーフェス反射板を開発した。5G通信に用いるミリ波帯の電波の反射方向を任意に変更できる。反射板が透明になっており、窓ガラスや広告への適用など設置の自由度が高まった。(2023/7/4)
凸版、フレキシブルなミリ波反射シート開発 壁紙にも……「5G電波の不感地帯解消」
凸版印刷は、5G通信で利用する波長1〜10mmの電波を、望む方向に反射させられるミリ波反射シートを開発した。(2023/6/27)
楽天モバイル向け? 総務省が「3MHz幅プラチナバンド(LTE向け)」の割り当てに関する指針案を策定 意見を募集
700MHz帯の上下3MHz幅の電波をLTE-Advanced規格の通信サービス向けに割り当てるべく、総務省が指針案を策定した。これに伴い、同省は6月21日から本案に関するパブリックコメントを募集する。(2023/6/21)
商用化開始から約9カ月:
2023年は「802.11ah元年」、普及状況と課題を聞いた
2022年9月、電波法令改正に伴い、国内における920MHz帯を使用するLPWA(Low Power Wide Area)ネットワーク規格「IEEE 802.11ah」の商用化が解禁された。国内利用に向けた活動を推進するAHPCに現在の普及状況を聞いた。(2023/6/15)
組み込み開発ニュース:
60GHz帯を使用した超小型で極低電力の車載向け電波式測距センサー
ソシオネクストは、60GHz帯を使用した車載向け電波式測距センサー「SC1260」シリーズを開発した。複数の送受信アンテナによる時分割多重化処理で、車室内の人の位置や存在、接近、離反を高精度に検知できる。(2023/6/13)
プライベート5Gが大学を変える【前編】
大学の研究者が熱望した「自分専用の5G」と“無線LANにはできない”活用法
NTTとCisco Systemsはドイツのアーヘン工科大学に、5Gをユーザー組織が運用できる「プライベート5G」を導入した。干渉の発生しにくい電波を自由に扱えるという利点がある。(2023/6/13)
地下やエレベーター内でもスマホから位置を推定 無線LANを使った技術を開発
東京都市大学は、GPSの電波信号強度が弱い屋内でも位置推定が可能になるプログラムを開発。建物内に設置されている無線LAN基地局とスマホを利用し、無線LANの受信信号の識別名などを記録/分析して現在位置を推定する。(2023/5/30)
24時間780円(auユーザーは無料):
KDDIとWi2、Starlinkを活用した「山小屋Wi-Fi」を2023年夏以降に提供 「八方池山荘」で先行提供
KDDIとワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)が、Starlinkを活用した山間部の山小屋におけるWi-Fiサービスの提供を開始する。ヤマップとのパートナーシップのもと、電波の届きにくい山小屋の通信環境の改善を目的とている。長野県白馬村の八方池山荘では、5月29日から先行提供される。(2023/5/29)
Beyond 5G時代の無線システム:
テラヘルツ波通信、光と電波の融合技術で実証
情報通信研究機構(NICT)と住友大阪セメント、名古屋工業大学および、早稲田大学は、大容量のテラヘルツ波信号を光信号に変換し、光ファイバー無線技術を用いて異なるアクセスポイントに分配、送信するシステムの実証実験に成功した。(2023/5/18)
進み始めたロンドン地下鉄の5G整備【前編】
ロンドン地下鉄はもう圏外じゃない 「5G」と「2000キロの光ファイバー」整備の裏側
電波が届かないことで知られるロンドン地下鉄が、変わりつつある。ロンドン市長はロンドン地下鉄全域へのモバイルネットワーク整備を掲げており、着々と利用可能エリアが広がっている。(2023/5/18)
石野純也のMobile Eye:
ドコモに聞く「パケ詰まり」の要因と対策 5Gエリア拡大の前にすべきこと
ここ数カ月、東京23区や大阪、名古屋といった都市部でドコモ回線の「パケ詰まり」が目立ってきた。電波がつながっていないわけではなく、つながった上でパケットが流れないというのがより正確な表現だろう。その要因と対策をドコモに聞いた。(2023/4/29)
遠隔臨場:
電波が届かない建設現場で映像、音声を用いた遠隔管理が可能に
エコモットとKDDIは、リモートで建設現場などの検査が可能な遠隔臨場システム「Gリポート」と、通信環境の構築が困難な地帯にネットワークを提供する「STARLINK BUSINESS」を組み合わせたソリューションを提供する。(2023/4/21)
医療機器ニュース:
20GHz超の周波数に対応した、世界最大規模の生体組織の電気定数データベース
情報通信研究機構は、1M〜100GHzの電波に対する、58種類の「生体組織の電気定数データベース」を公開した。周波数に応じた比誘電率、誘電損、電気伝導率のリストをwebサイト上で閲覧、ダウンロードできる。(2023/4/19)
総務省がCHUWI(ツーウェイ)を「行政指導」 一部モデルで認証の取得漏れなどが判明 当該機種では「5GHz帯Wi-Fi」は使わないように
総務省が、4月12日付で中国Chuwi Innovation Technology(ツーウェイ)に対して行政指導を行った。同社製のノートPCやタブレット端末の一部に電波法に違反している要素があることが判明したことを受けた措置で、同社が対応するまでの間、当該機種における5GHz帯での通信は厳に慎みたい。【更新】(2023/4/13)
5G:
5Gを賃貸物件の室内に取り込む、大東建託のDX推進室が実証実験を開始
大東建託のDX推進室は、5G電波を屋内に引き込み、室内での高速通信を可能にする実証実験を行う。今後は、大東建託で管理する賃貸建物の通信環境の整備を進めたい考えだ。(2023/4/6)
Hameeのキッズスマホ「Hamic MIELS」、約3万円で発売 電池切れでも居場所を検知可能
Hameeは、キッズスマホ「Hamic MIELS」を販売開始。端末の電池が切れても一定期間は微弱電波を発信し、位置情報を割り出す機能を備える。価格は2万9700円(税込み、以下同)で、ベーシックプラン(データ容量1GB)は月額1100円。(2023/4/5)
ソフトバンクが法人向けに「プライベート5G」開始 ネットワークスライシングを活用
ソフトバンクは、法人向け5Gマネージドサービス「プライベート5G」を提供開始。ユーザーは個別にカスタマイズした5Gネットワークを利用でき、まずはパブリック5Gの設備や電波を利用する「共有型」を提供する。(2023/3/29)
ピクセラ、ChatGPTを活用した翻訳デバイスを開発 テレビ字幕を自動翻訳するアプリも
ピクセラは、OpenAIが提供するChatGPTを活用したデバイスの開発と製品化に着手。迅速かつ正確な翻訳や通訳を目指す翻訳デバイスと、放送電波から同時に送信される日本語字幕データを表示するアプリ「Xit」を提供する。(2023/3/24)
ソフトバンク、上空で2GHz帯の電波伝搬特性を検証 通信品質が予測可能に
ソフトバンクは、上空での無線環境と通信性能の把握を目的とした2GHz帯の電波伝搬特性に関する検証を実施。上空の通信品質の予測が可能となり、通信速度や通信容量を安定的に提供する通信ネットワークの設計に役立つという。(2023/3/22)
リテールテックJAPAN 2023:
東芝テックのRFIDウォークスルーゲート、AGCの電磁波吸収/遮蔽ガラスを採用
東芝テックは、「リテールテックJAPAN 2023」において、AGCと共同開発した特定の周波数の電波を吸収/遮蔽するガラスを用いた「RFIDウォークスルーゲート」を披露した。(2023/3/13)
KDDIがハンドホール型の5G基地局を運用 景観配慮で地中に埋設
KDDIは3月9日、ハンドホール型の埋設型5G基地局の運用を発表した。電波の放射に必要な機器を地中に埋設することで半径約50mの通信エリアを確保し、景観を優先する地域にも対応する。(2023/3/9)
電波・回線がつながりやすいと思う携帯電話会社 2位「au」、1位は?
マイボイスコムは、21回目となる「携帯電話会社のイメージに関する調査」を実施。携帯電話会社について信頼できるか、CMの印象がよいかなど、あらゆる角度から調査を行った。(2023/3/6)
房野麻子「モバイル新時代」:
ミリ波を“折り曲げ”てエリア拡大 ドコモの「透過型メタサーフェス」
docomo Open House’23では、扱いにくいとされるミリ波(28GHz帯)の電波を届けるアンテナや、屋内の電波を屋外の建物の足元に届けるフィルムなど、一見地味ながらもユニークな技術が展示(2023/2/20)
CAEニュース:
車両衝突時の損傷解析などで利用可能な国際標準小児数値人体モデルを無償公開
NICTは国際標準小児数値人体モデルを開発し、非営利目的の利用に対して無償公開する。小児を対象とした電波吸収量や車両衝突時の人体損傷解析などの数値シミュレーションに利用できる。(2023/2/17)
「インターネットやめろエリアに来た」 携帯電話禁止の天文台が話題 やめなきゃいけない事情を聞いた
野辺山宇宙電波観測所に詳細を聞きました。(2023/2/14)
材料技術:
日本製鉄の新たな意匠性チタンが「G-SHOCK」新モデルのベゼルとバンドに採用
日本製鉄が開発したチタン合金「Super-TIX 20AFG」が、カシオ計算機「G-SHOCK」の新モデル「GMW-B5000TCC-1JR」のベゼルとバンドに採用された。ステンレスと遜色ない鏡面性と優れた加工性を備え、電波受信特性も確保している。(2023/2/9)
イノベーションのレシピ:
断熱性と電波の通りを両立する、ミリ波を遮らないエアロゲル素材の窓
NTTドコモは高い断熱性と電波透過性を同時に実現したエアロゲル素材の窓を展示する。(2023/2/2)
回路規模を従来装置の10分の1に:
5Gマルチセクターアンテナ屋内基地局装置を開発
横浜国立大学とNTTドコモ、日本電業工作および富士通は、マルチセクターアンテナを実装した5Gマルチセクターアンテナ屋内基地局装置を共同開発し、28GHz帯の電波を用いた通信の実証実験に成功した。従来装置に比べ回路規模を約10分の1に小型化している。(2023/2/2)
ドコモ、屋外建物の足元エリア化手法を拡充 透過型メタサーフェスでミリ波帯がつながりやすく
NTTドコモは屋内のミリ波帯(28GHz帯)の電波をフィルム形状の「透過型メタサーフェス」で曲げ、屋外の建物の足元をエリア化する実証実験に成功。設置が容易かつ透明化も可能で、他の周波数帯に影響を与えずに利用できる。(2023/1/31)
ドコモとYKK APが「電波の窓」を開発 電波品質改善と高断熱化を目指す
NTTドコモとYKK APは、エアロゲル素材を用いた「電波の窓」の実証実験を開始。高断熱化に伴い高周波の電波が屋内へ入りにくくなる課題を解消すべく、電波品質の改善と高断熱化の両立を目指す。(2023/1/31)
ドコモ、成層圏下層から38GHz帯の電波伝搬に成功 HAPSの非地上ネットワークへ期待
NTTドコモとスカパーJSATは、成層圏下層(上空約14km)から地上の受信機への38GHz帯の電波伝搬実験の成功を発表。HAPSを用いた高速大容量かつ低遅延の非地上ネットワークの実現が期待できるとしている。(2023/1/24)
「この放送は我々が乗っ取った……」 宇宙人の電波ジャックが平和すぎる4コマ漫画がやさしい世界
ちゃんと赤ちゃんを「かわいい」と紹介する宇宙人。(2023/1/21)
水曜日に「へえ」な話:
「有明ガーデン」で客はどのように動いているのか スマホの電波から分かってきたこと
東京の江東区にある「有明ガーデン」で、ちょっとユニークな取り組みをしている。商業施設の中で、お客がどういった動きをしているのかを分析しているのだ。スマートフォンから発せられる電波を分析して、どのようなことが分かってきたのか。(2023/1/11)
鎧塚俊彦、ジョブチューン審査中の“食べ方”巡り先輩の叱責 公共の電波で「下品極まり無く恥ずかしい限り」
ファンからはフォローの声が多数。(2023/1/4)
iPhone Tips:
iPhoneが圏外から戻ってこないときに確認すべきこと
iPhoneを使っていて、電波が届かない場所へ行った場合以外に圏外になった場合、まずは「設定」の「データ通信」がオンになっているかを確認しよう。その他の対策も紹介する。(2023/1/2)
凸版印刷 マルチバンド対応ミリ波吸収体:
軽量で薄膜、フレキシブルなミリ波吸収体
凸版印刷は、軽量かつ薄膜のマルチバンド対応ミリ波吸収体を開発した。波長1〜10mmのミリ波において、吸収する電波の周波数や帯域幅を自由に制御できるほか、1枚のシートで複数の電波を選択的に吸収して反射を防ぐ。(2022/12/22)