楽天モバイルの鈴木和洋CEOは、8月10日の決算説明会で、同社が希望している700MHzプラチナバンド割り当ての見通しについて話した。
総務省は、700MHz帯の電波のうち715MHz〜718MHz(上り)/770MHz〜773MHz(下り)の帯域を、2023年秋に割り当てる指針を出している。そこでの審査基準の1つを「プラチナバンドを保有していないこと」としており、楽天モバイルに有利な内容となっている。
楽天モバイルは、700MHz帯の割り当てに関して準備を進めており、鈴木氏によると、「2023年秋に割り当てをいただければ、23年末には最初の電波を発射できる」という。
800MHz帯と900MHz帯の再割り当てについても並行して検討しており、「両方を分析しながら最適なネットワーク構築を目指す」(鈴木氏)としている。
プラチナバンドを獲得した場合、設備投資のコストが増えることが懸念されるが、「既存基地局を最大限活用し、新しいアンテナを取り付けることで、低コストで展開できる仕組みを作っている」(鈴木氏)とのこと。
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