アルファ ロメオのスーパーカー、「TZ3 Stradale」が青山に出現：週末散歩

[Business Media 誠]

　スーパーカー「Alfa Romeo TZ3 Stradale」の1台が、東京・青山のCoSTUME NATIONAL Aoyama Complexで9月17日まで展示中だ。Alfa Romeo TZ3 Stradaleは9台のみ生産する予定のモデルで、現存するのはわずか3台。展示車両は2番目に生産された特別なモデルだ。

Alfa Romeo TZ3 Stradale

　Alfa Romeo TZ3は、アルファ ロメオの創業100周年と、名門カロッツェリア「ザガート」の創業90周年を記念して生まれたクルマ。デザインは、ザガートのチーフデザイナー原田則彦さんが手掛けた。展示車両のインテリアは、イタリアのファッションブランド「CoSTUME NATIONAL」の創業者でもありデザイナーでもあるエンニョ・カパサさんが担当した。

　フロントからダイナミックにつながるボディラインを、テールエンドでスパッと切り落としたようなスタイル（コーダ・トロンカ）が目を惹く。原田さんによれば、ボディの赤とテール部の黒という色の対比だけでなく、フロントからテールまで切断をイメージさせるパーツを排除すべく、ピラーをガラスで覆って見えなくしている。

　一方、インテリアはアルミ削り出しのワンオフパーツや本革を使い高級感を醸し出しながらも、CoSTUME NATIONALのミニマリズムを表現する極めてシンプルなものに。カパサさんは、「乗っていて楽しい、乗り続けたいと思ってもらえるようにデザインした」という。

　ロングノーズに搭載した8.4リッターV型10気筒OHVエンジンは、最高出力608馬力／6000rpm、最大トルクは760ニュートンメートル／5600rpmを生み出す。ボディサイズは4262×2006×1190ミリ（全長×全幅×全高）で、ホイールベースは2510ミリ。6速MTを搭載し、駆動方式はFRだ。

CoSTUME NATIONAL×Alfa Romeo Welcomes TZ3 Stradale to JAPAN

開催期間：2012年8月1日〜9月17日 11時〜19時

場所：CoSTUME NATIONAL Aoyama Complex

住所：東京都港区南青山5-4-30

入場料：無料