ファンミーティングには、1989年に発売された高度計搭載時計「アルティクロン」のコンセプトを引き継いで復活する「プロマスター エコ・ドライブ アルティクロン」の実機も登場した。高度1万メートル、海抜マイナス300メートルまでの高度計測と電子コンパスによる方位計測が可能なアウトドアウオッチだ。
時分秒を表示する3本の白い針のほかに、針先が黄色に塗られた主高度針、オレンジ色の方位針、そして9時位置のサブダイヤルの副高度針という合計6本のアナログ針を持つ。これは、デジタル表示に頼らず、アナログ針だけで常に時刻を表示しながら、同時に高度表示もしくは方位表示ができることにこだわった結果だ。
高度計測モードに入るための8時位置のボタンには黄色のリングがあしらわれており、主高度針の針先の色とリンクしている。同様に、方位計測モードに入るための10時位置のボタンには方位針と同じオレンジ色のリングが付いているので、操作方法で迷う心配はない。高度の読み方は、副高度針が1000メートル単位、オレンジ色の方位針が100メートル単位、主高度針が2.5メートル刻みで10メートル単位を表示する。
新アルティクロンには、ケース色がシルバーの「BN4021-02E」(7万1400円)とケース色が黒で文字盤円周上のリング色が異なる「BN4026-09E」と「BN4026-09F」(いずれも8万2950円)の3モデルをラインアップ。2013年9月に発売を予定する。
また、バーゼルワールド2013でお披露目されたフラッグシップモデルの「アルティクロン シーラス」(2014年春発売予定、価格未定)は、ショーケース内での展示だけだったが、多くのシチズンファンの注目を集めていた。
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