IDC Japanは5月31日、スーパーコンピュータ、メインフレーム、ビジネスサーバ、RISCサーバ、x86サーバを対象とする2004年第一四半期の国内サーバ市場動向を発表。市場規模は2,181億円(前年同期比2.8%減)となり、2003年第一四半期での前年同期比18.0%減に比べ改善、出荷台数は13万8,000台(前年同期比14.7%増)となり、4四半期連続の2ケタ成長を達成した。
2003年第4四半期まではx86サーバのみがプラス成長だったものが、2004年第1四半期において、台数または金額のどちらかでプラスに成長した。
製品カテゴリ別に見ると、x86サーバが出荷金額が前年同期比2.4%増のプラス成長、出荷台数は同16.5%増の4四半期連続の2ケタ成長と好調。スーパーコンピュータ・IA64サーバも金額・台数の両面でプラス成長。低迷が続いていたRISCサーバーは出荷金額で前年同期比2.7%増と11四半期ぶりにプラス成長、出荷台数は同4.5%減となった。メインフレーム・ビジネスサーバは出荷金額は減少したものの、出荷台数が前年同期実績を上回り、「プロプライエタリ製品の買い換えが堅調に推移している」とIDCは分析している。
ベンダー別では富士通が2期ぶりに1位に、2位は日本IBM、3位は日本HPがシェアを獲得した。
総出荷台数ではデルが1位を獲得。デルはx86サーバ出荷台数でも1位を獲得した。なお、デルの国内サーバ出荷金額では7位、x86サーバ出荷金額では4位となっている。
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