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通販といえば…Survey Weekly Top 10

» 2004年11月03日 00時00分 公開
[松山由美子,ITmedia]

 先週は思わせぶりなタイトルを付けてしまったばっかりに、「アクセストップ10」紹介記事がアクセス1位になってしまった。深く反省。

 というわけで、今週は久しぶりにボツになったニュースを紹介しよう。インフォプラントの「通信販売による化粧品購入」に関する調査結果だ。通信販売には、テレビショッピング、カタログ通販やオンラインショッピングなどが含まれており、あまりに範囲が広く、利用の内訳としてオンラインショッピングのパーセンテージなどが判明していれば紹介できたが、今回は涙をのんだ。

 この調査によると、通信販売で化粧品を購入したことがあるのは全体の71.0%で、頻度は「2、3か月に1回程度」が41.1%で最も多かった。1回あたりの購入金額は、「3〜5千円未満」が3割以上を占めた。通信販売で化粧品を購入する理由(複数回答)は、「店舗に行かずに購入できる」48.4%、「通販でしか購入できない商品がある」47.7%、「通販割引等安く購入できる」41.7%の3回答が4割を超える結果に。

 みなさんは「通信販売の化粧品」というとどういった商品を思い浮かべるだろうか。テレビショッピングの、顔半分だけクリームをつけ、30分後に洗い流すと左右でこんなに違いが!、という商品もあれば、デパートや専門店のカウンターで買うより安値のネットショップで買う有名メーカー品もある。あるいは、月に数本しか生産しないという通常の手段では入手しにくい化粧品かもしれない。

 購入方法も「24時間以内に電話をかけて購入する」のと、「カタログ通販のハガキを送る」のと「ネットで価格比較をして真夜中に購入する」のではずいぶん違う。

 「通信販売による化粧品購入」と一口にいっても、購入の手段も商品の性質も大きく異なる。オンラインでの購入もテレビショッピングもひとまとめに「通販」として調査対象となることを思うと、オンラインショッピングは個別にサンプルをとれるほどにはまだ市民権を得ていないのかなぁ、と思ってみたりした。顔半分にクリームを塗りながら。

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