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中国市場のコピー機選定基準は、ブランドより機能やサービス重視

» 2004年11月09日 19時40分 公開
[ITmedia]

 ジェイ・ディー・パワー アジア・パシフィック(J.D. パワー)は11月8日、「2004年中国市場コピー機顧客満足度調査」の結果を発表した。

 これによると、メーカー別総合満足度ランキングは、CSIスコア(Customer Satisfaction Index スコア:1000点満点で算出した満足度指数)749ポイントでリコーが1位になった。2位は富士ゼロックス、3位はシャープ、4位はコニカミノルタで、いずれも740ポイント以上を得ている。

グラフ メーカー別顧客満足度ランキング

 リコーは、顧客満足度を構成する3つのファクター(「保守サービス」「商品」「販売対応」)いずれにおいても業界平均を上回っており、とくに総合満足度への影響度がもっとも高い「保守サービス」でランキング対象7社中1位だった。

 なお、今回のランキング上位4社は、CSIスコアで10ポイント以内に納まる僅差で並んだ。前年調査においても同様の傾向が見られ、各社の競争が激化しているという。

 コピー機の選定にあたっては、ブランド力が決定に影響する比率が低下し、コピー機の「操作性」「コピー速度」「機能の豊富さ」「保守サービスの信頼性」といった商品の機能・性能面や保守サービスを重視する傾向が強くなっていると、同社は分析している。

 同調査は、中国主要3都市(北京、上海、広州)にある従業員20名以上の事業所におけるコピー機の導入決定関与者/管理責任者を対象に、年1回実施しているもの。今回で4度目となり、有効回答数は2137人だった。

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