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ブツ撮りの極意Survey Weekly Access Top 10

» 2004年11月24日 21時02分 公開
[松山由美子,ITmedia]

 先週のトップはヤフオク出品時の画像に関する調査ニュース。背景を使ったり、照明に気を配ったりしている人が予想以上に多いのには驚いた。とはいえ、「なんじゃこりゃ〜」と思う写真での出品も少なくない気がするのだが。

 製品の写真撮影、通称「ブツ撮り」は思いの外難しい。またオークションに出品するなら、実物以上にきれいに撮れてもそれはそれでトラブルの種だ。

 友人はよく衣類をオークションに出しているが、ハンガーに掛けた全体写真、素材がよくわかるようなドアップ(ブランドのタグ周辺を撮影して、ブランドものだというアピールもしている)。ものによっては前からと後ろから撮影していたり、ベッドの上に広げて脚立の上から写したりと大仕事だ。筆者もこのテの不要品を出品したいのだが、撮影がめんどくさそうでいまだに挑戦したことはない。

 写真がヘタなうえ、1世代前のデジカメユーザーである筆者の出品商品撮影の秘策?は、スキャナ活用だ。DVDソフト、本やカード、チケットなどスキャン可能なものはすべてスキャナで取り込んだ画像を使うことにしている。とりあえずボケボケにはならないし、そのまま画像加工ソフトで作業できてラクチンだ。

 仕事でもプライベートでも?ブツ撮りの機会が多いLifeStyle編集部のN記者に、ブツ撮りの極意を聞いたところ、ズバリ「照明と背景と三脚」。簡易撮影スタジオを使うと、簡単でキレイに撮れる。照明は蛍光灯のスタンドでもいいので、光が広範囲に均等に当たって影を作らないようにするのがポイント。「絞り値を設定できるカメラなら、F値を多くすると被写界深度が増してボケがなくなりすっきりした印象になる」そうで、F値を多くすると暗くなるので明るい照明とブレ防止の三脚が必要とのことだ。

 ちなみに、PCUPdateチャンネルでは「今日から始めるデジカメ撮影術」を連載中だが、12月半ば〜下旬ごろに、オークションにも役立つブツ取りテクニックを取り上げる予定だ。写真がキメテの出品を考えている読者のみなさんは、この記事の掲載まで待たれよ。

 筆者もN記者のアドバイスとこの特集を熟読してから、「1度も着ないうちにサイズが合わなくなったブランドもののスカート」とか「はずすたびに石鹸が必要な指輪」とか「無理に履いたら脱げなくなりそうで履けないブーツ」とか「体重を支えられるか不安で玄関で履いてみただけのピンヒールのパンプス」とか出品しようと計画中である。クローゼットの中身だけはスリム化できそうだ。ちょっと悲しい。

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