ITmedia NEWS >

更新が「滞る理由」Survey Weekly Top10

» 2005年02月09日 18時09分 公開
[松山由美子,ITmedia]

 1位は「PDA出荷の落ち込み止まらず」のニュース。これは「やっぱりね」と思ってみなさんご覧になったのか、予想外の人気でした。2位は「ホームページ作成」に関するアンケート結果が登場した。

 更新が滞る理由は、トップが「書く話題がなくなった」で、男性ではすべての年代で40%を越えている。特に50代以上では男性48%、女性46.2%と非常に高い。また、「アクセス数が伸びずにつまらなくなった」は10代男性が最も多い。

 これは別に年齢が上がるにつれ行動範囲が狭くなるため、すぐネタ切れになってしまう…とは一概にいえないと思うがどうだろうか。

 何をテーマにページを作成しているかにもよるが、ケータイで自分の食事のメニューを撮影して味の感想と共に掲載している…というような内容ならネタ切れはありえない。「ネタがない」という人は、基本的に「何か特別なこと」を「おもしろく書こう」と考えているのではないだろうか。世の中、そうそう他人に話したくなくなるようなネタに毎日遭遇するはずもなく、ましてや、「人様にお見せするような文章」で書こうとすると、面倒になってしまう。

 年齢が高いほど多いのは、なんとなくホームページに「ハレ」の部分を感じて、きちんとしたものにしたい意識が、気軽に始める若い層より強いのではないだろうか。真面目な人ほど更新が滞りやすく、また更新できないのが気になっていたりする。しかも、挽回しようと数日分更新しようとしたりなんかして、ますます億劫になる。

 個人のホームページならば、ネタ切れで、更新をやめても問題はない。しかしこれが仕事となると話は別だ。

 わざわざ掲載するようなおもしろいネタがなくとも、更新しないわけにはいかない。しかも人様に見ていただいてナンボ、の世界である。1日中会社にいるので、ネタらしい出来事にすら遭わず、真面目な性格が災いして、書かないでほうっておくこともできない。毎週1回のこのトップ10すらこんなにもてあましている筆者には、ホームページが更新できないユーザーの心境はよくわかる。

 当然「アクセス数が伸びずにつまらなくなった」気持ちも痛いほどわかる。もちろん筆者の場合は、「つまらなくなった」どころではなく、死活問題なのだが。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.