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» 2009年08月04日 10時00分 UPDATE

アイデア・スイッチ:“1人ブレインストーミング”4つのルール (1/4)

アイデアを考え出すこととは、「既存の要素をたくさん集め、シャッフルし、新しい組み合わせをつくる」こと――今回は1人ブレインストーミングの基本形を紹介します。

[石井力重,Business Media 誠]

「アイデア・スイッチ」とは?

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 人間の頭には、アイデアを作り出す機能があります。頭を「次々と発想を生み出す装置」と表現するならば、困ったことにこの装置はとても不安定で、あるときはどんなに動かそうとしても、まったく作動してくれないことがあります。どこかに隠れている起動スイッチでもあれば便利なのに、と思いませんか?

 創造手法の専門家たちは、これまでに、さまざまな「アイデア創出方法」を見いだしています。つまり、「発想装置」を起動するための「スイッチ」が、実は存在しているのです。

 今回ご紹介する「アイデア・スイッチ」は、日本実業出版社から発売した『アイデア・スイッチ 次々と発想を生み出す装置』から抜粋しています。




 人間の頭には拮抗(きっこう)する2つの力があります。「創造能力」と「判断能力(批判能力)」です。車でいえば、アクセルとブレーキに相当する力であり、目的を達成するためにはどちらも必要な能力です。

 大人の頭は「判断能力」が働き過ぎる傾向があります。創造能力をフルに生かしたいときにも、無意識のうちに、「判断能力」が働いていて、アクセルを踏みながら一方でブレーキも半分踏んでいるような苦しい摩擦状態になっていたりします。

 そういう摩擦状態が起こることをうまく回避し、創造的に頭を使うことをガイドしてくれる発想手法が「ブレインストーミング(略称:ブレスト)」です。プロの企画マンたちがよく使う発想手法です。企業、学校、市民活動の場などでも使われます。

 現在では、組織ごとに、独自に発展したスタイルとして活用されていることが多いようです。また、もともとは複数人で行なうものとして作られましたが、1人で行なう「1人ブレスト」もよく見られます。

 この章では、ブレインストーミングの基本形を紹介します。また、初心者にも実行しやすいスタイルとして発展系のスタイルを2つ紹介します。

方法 効果
創造的な考え方のガイドライン「ブレインストーミングの4つのルール」 4つのルールは、創造的努力を成果へと効果的に導いてくれます。
最も重要なルール1つに絞る 導入するルールを1つに絞ると、慣れていない人でも、すぐに実行できます。
プロ仕様の2段階ブレスト「先what後howアイデア出し」 判断能力(批判能力)が効きすぎる人でも、自然とブレストできる方法があります。

 本章では1人ブレインストーミングを前提にして説明しますが、複数人で行なう本来のスタイルでも、本章の内容は有効です(※)。「頭が本来もっている創造力を目一杯引き出して、創造的なアイデアを考え出したい」というときに、ぜひ試してみてください。

※詳しくは『アイデア・スイッチ 次々と発想を生み出す装置』でご確認ください。
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