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» 2011年08月12日 18時07分 UPDATE

あなたの不安、見積もります:型を決めた日記をつけていると打たれたときに心強い

仕事中のちょっとした失敗を引きずって、いつまでも落ち込んでいることはありませんか? そんな時にスパッと忘れられる習慣があるんです。日ごろからやってみるといいですよ。

[佐々木正悟,Business Media 誠]

 私は「はてなダイアリー」を使って日記をつけています。Evernoteじゃないのか、と思われるかもしれませんが、はてなダイアリーです。

はてなダイアリーのタグ機能がポイント

 はてなダイアリーには特徴があります。それは見出しごとにタグ付けできる上に、日記モードを使うことで、1日に何回かに分けて書いた複数の内容をすべて1エントリーにまとめることができるのです。

 例えば、

st_sasaki01.jpg

 この2つの記事は、それぞれ異なるタグを付けているにも関わらず、1日の記事としてまとめられます。「やった!」というタグで検索をかけると、いろいろな日記から「やった!」タグのついている見出し記事だけを抽出してくれる、ということになります。

 Evernoteでもかなり工夫すればほぼ同じことができますが、はてなダイアリーであれば最初からそういう仕様になっていますから、やりやすいといえます。日記しか書かず、日記をいろいろな視点から切り出したいと思うと、もっとも使いやすいともいえます。

「感情タグ」を使う

 私ははてなダイアリーのタグを

  • 「感情タグ」

 にしています。

 感情タグは先ほどの「やった!」のほか「悲しい」「不安」「後ろめたい」「ありがたい」などの感情表現です。これをつけておくと、日々の出来事から自分がどういうことをうれしいと思ったかとか、悲しいと感じたかといったことを、一瞬で抽出できます。これがなかなか役に立つのです。

 役に立つというのは、非常に落ち込んだときのことなどが書いてあると、それをすでに忘れていた自分に気がつけるからです。まるでこの世の終わりが来たかのように書いてある記述を読むと笑ってしまいます。

 いったんこういう習慣ができたら、イヤなことがあってもはてなダイアリーに書いて「悲しい」「いらだたしい」というタグをつけれておけばいいと思えるわけです。書いたその瞬間から「この記事のことも忘れ去って、読み返しては笑ってしまう自分に変わる」ということが自然と想像できるようになるわけです。

 落ち込まさせるような出来事を「型」にはめる。型にはめても苦痛は苦痛ですが、それには心がうまく対処してくれると信じられるので、心理的負担が一段軽くなるのです。


筆者:佐々木正悟

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 心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。


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