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» 2012年12月20日 10時20分 UPDATE

田中淳子のあっぱれ上司!:覚えていますか? 上司や先輩から励まされた言葉 (1/3)

仕事でピンチに立たされたとき、あなたはどのようにして乗り切っているのだろうか。そんなとき先輩からのひとことで、“前に進めた”という人も多いのでは。今回は先輩からの「きつかった、うれしかった、励まされた言葉」を紹介しよう。

[田中淳子,Business Media 誠]

編集部からお知らせ

 ITmedia エグゼクティブでの人気連載「田中淳子のあっぱれ上司!」が誠 Biz.IDにて再開します。悩める上司と部下の付き合い方を、企業の人材育成に携わって27年(!)の田中淳子さんが優しくにこやかに指南するこの連載、部下とのコミュニケーションに悩んでいる上司はもちろん、そうでない上司も必見です!


 以前、2〜5年目くらいの若手層に「上司や先輩に言われて嬉しかった言葉とそうではなかった言葉」を挙げてもらったことがある。上司や先輩の一言というのは、部下のやる気や自信にずいぶん大きく影響するものだなあと思う言葉がずらっと並んだ。興味深いものは状況を含めて詳しく話してもらった。

 まず「嬉しくなかった言葉」の例を挙げてみよう。

 「新入社員時代も終わりのころ、上司から『一度面談をしよう』と呼ばれ、会議室に。1年間の振り返りをしつつ、最後にこう言われたんです。『君の1年は何だったんだ?』と。あまりにびっくりして、そんなにオレ、ダメなの? と自信失いかけました」

 彼はもう4年目で、今でも同じ企業に勤めていることからも、この一言でめげることなく奮起したのだろうが、ずいぶんな言われようだ。4年目になり、新入社員のOJTを担当するように言われたというのだから、よくそこから這い上がってきたものだと思う。

 別の男性(3年目)は、やはり同じような年度末面談で「ウチの職場は君には合わないようだね」と冷たく言われたそうだ。上司としてははっぱを掛けようとしたのかもしれないが、違った言い方はできなかったのか。赤の他人の私でも冷や冷やする言葉である。

 このように「キツイ」言葉を投げかけられて心が折れそうになりながらも、なんとか乗り越え今があるという若手・中堅は案外多い。あまりにもパワハラな言葉は言語道断だが、ある程度の理不尽な物言いや厳しい言葉づかいが若手を奮起させる面がないとは言えないだろう。ただその時、上司側に「愛情がある」かどうかは大きい。愛情があるというのは心の内で「愛情」を感じているというレベルではなく、きちんと表現していることが大事だ。

 例えば「君の1年は何だったんだ?」とただ真顔で言った後、なんのフォローもなければ、単に「強烈なダメ出し」をしただけで終わりである。そこから何を学べばよいのか、どうすればいいのか、部下・後輩には伝わらない。しかし「君には、このレベルまで挑戦できるはずと私は期待をかけているのだ。だが、努力を惜しんだ部分があるように感じている。だから、1年がもったいなかったように感じる。次年度は気持ちを引き締めて、さらに邁進してほしい」と続けて言われれば、「君の1年は何だったんだ」の意味もよく伝わるだろう。

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