無線で使えるモバイルスキャナー4製品を試す――サイズ・重量比較編Biz.Hacks(2/2 ページ)

» 2014年09月22日 14時15分 公開
[山口真弘,Business Media 誠]
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持ち歩き時の実質重量は?

 次いで、外出先へ持ち歩く際の実質重量についてみていこう。「ScanSnap iX100」は公称400グラムの通り。「DS-40」の公称約515グラムは電池を含まない値なので、単三型乾電池×4本を100グラムと仮定すると、持ち歩く際の実質重量は615グラム前後となる。「MDS-820W」は公称約480グラムにSDカードの重量が加わるが、実質誤差レベルと見て差し支えない。「DR-P208II」は公称約600グラムで、有線接続の場合はこれにプラスしてUSBケーブルが、無線接続の場合はWi-Fiユニット「WU10」の約125グラム、さらにバッテリーで駆動させる場合は内蔵バッテリーの重量が加わる。

 以上の点から、充電ケーブルおよびキャリングケースやポーチ類を含まない場合、重量は軽い順に「ScanSnap iX100」「MDS-820W」「DR-P208II(単体)」「DS-40」「DR-P208II(無線利用時)」となる。前者2つは500ミリリットルのペットボトルより軽量ということで、モバイルユースには優秀といって差し支えないだろう。

 なお、「MDS-820W」は本体背面のSDカードに直接スキャンデータを保存できるので、PCがなくとも本体さえあればスキャン可能だ。プレビューを見るためにはスマホまたはPCが必要になるものの、持ち歩き時の総重量にPCも含めて考えるのであれば、有力な候補ということになる。

モバイルスキャナー 「MDS-820W」は本体背面のSDカードに直接スキャンデータを保存できる。この場合、ファイル形式や画質などの設定は本体の液晶画面で行う

インストール方法

 「ScanSnap iX100」「DS-40」「MDS-820W」は付属のセットアップCD-ROMからドライバインストールを行う。付属ソフトの数などによってインストールに要する時間は異なるものの、要領は基本的に同じだ。

 一方、「DR-P208II」は付属のセットアップCD-ROMからのインストールに加え、本体内蔵のドライバを用いてスキャンすることもできる。ドライバインストール済みのPCを用意しておく必要がないため、PCを持ち歩かず、出張先などで誰かからPCを一時的に借用してスキャンを行うといった使い方が可能だ。荷物を減らしたい場合や複数のPCで使用したい場合は、有力な選択肢となるだろう。

モバイルスキャナー 「DR-P208II」は背面のAuto Startスイッチをオンにしておくことで本体内蔵ドライバによるスキャンが行える

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ハンディスキャナ | ScanSnap


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