のび太は苦手なことに関しては、いろんな理由をつけて、逃げ回っていることが決して少なくありません。通常のルームマラソンをパパが買ってきても、「はりあいがないんだもん」と飽きてしまったり、すぐギブアップしたりするほどです。
しかし、環境や条件さえ整うと、のび太は意外にも積極的にチャレンジして、苦手なことを克服しようとします。そればかりか、そのプロセスにおいて達成感や爽快感を経験することもしばしばです。
スポーツや仕事に対して苦手意識が続くと、これを克服するエネルギーというのは、なかなか湧いてくるものではありません。しかし、仕事が思いがけずスムーズに進んだり、スポーツで勝利したりという成功体験によって、意外に軽くハードルを越えられる瞬間があるものです。
のび太が「くたくただけど気もちのいい疲れ」を経験して「自信がもてた」ように、達成感や爽快感を体が覚えることによって、苦手意識は克服できるのです。
「あれは取り越し苦労だった」と、ひとたび苦手意識に風穴が開くと、精神的なゆとりができて、一歩一歩そうした苦手な課題を克服できるようになるでしょう。
成功体験をすることで、苦手意識を克服できる
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