一流の場を訪れれば、一流の気づかいが学べます。
この連載は森本早苗著、書籍『ちょっとした気づかいがあなたの人生を変える』(アスコム)から抜粋、再編集したものです。
人間関係がうまくいっている人に共通する要素があります。それは、「気づかい上手である」ということです。
・お礼の手紙は手書きで丁寧に書く
・いつもはっきりした声を出す
・「いつでもいい」と言われてもすぐに行動する
・相手の家族のことも気づかう
・おしゃれであるよりも、まずは身ぎれいな服装をする
「気づかい」は、お金もかからず誰でもすぐにできるとても大切なスキルですが、意外にできていない人が多いのも事実。
この本では、55年間トップセールスを記録し続けているカリスマポーラレディが日々実践している「気づかいの極意」をはじめて公開しています。83歳の今もなお現役で、成果を出し続けていられる理由がこの「気づかい」にあるのです。
なるべく一流の場を訪れる機会を増やして、あなた自身がお客さまの立場に立って、従業員さんたちを観察してみましょう。
どのようなサービスをされると「心地よい」と感じるのか。
どのような言葉をかけられると、「うれしい」と感じるのか。
一流の場を訪れれば、一流の気づかいが学べるのです。
身近なところでいえば、価格の差でサービスが大きく異なるのは、美容院です。
「髪を切って髪型を整えるだけでよい」というならば、何よりも安さを追求する美容院を選べばよいでしょう。
しかし、安さが売りの美容院から「反面教師」として学ぶことは多くても、あなたが真似したくなるようなサービスに出合えることは、おそらく少ないはずです。
一方、それなりに価格の高い美容室の場合は、単に「髪を切って整えること」以上のこまやかな気づかいに触れられるはずです。
施術の合間にマッサージやお茶のサービスを受けられたり、普段の髪型のセットの仕方や、ヘアケアの相談に乗ってくれたり――。
また、たとえ短時間でも気の利いた会話のやりとりも期待できることでしょう。
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