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» 2015年10月27日 18時44分 UPDATE

小型指紋認証デバイス「magatama」、DDSが発表 FIDO対応、パスワード不要の認証推進へ

ディー・ディー・エス(DDS)はIDとパスワード不要で本人認証ができるウェアラブル指紋認証機器「magatama」(マガタマ)を提供する。

[ITmedia]

 ディー・ディー・エス(DDS)は10月27日、「世界初」というウェアラブル型指紋認証デバイス「magatama」(マガタマ)を発表した。Web端末にかざすことでIDとパスワード不要で本人認証をできるようにするもので、デバイスに加え、アプリ用APIや認証局サービスなどプラットフォームとしても提供していく。デバイスは11月下旬から出荷し、来年前半に認証局サービスの開始を計画している。

 直径31ミリ、厚さ9ミリと、指紋認証デバイスとしては世界最小クラスという。Bluetooth(BLE4.0)とNFC(Type-A/B/F)通信モジュール、2色のLEDとコイン型リチウム電池(CR2032)を内蔵している。デバイスはホルダーとモジュールで構成されており、ホルダー部分は簡単に取り外すことができ、アクセサリーや腕時計に搭載することも可能だ。

photo 中央のセンサーに触れるだけで認証を行える

 認証は、米MicrosoftやNTTドコモなどが推進する、生体情報によるパスワードレス認証技術「FIDO」(Fast identity online)に対応。専用アプリをインストールしたスマートフォンとBluetoothでペアリングすることにより、ペアリングされたmagatamaに触るだけでパスワード入力不要で認証が行える仕組みだ。

 決済以外にも入退室時の鍵として使うなどの応用も可能。DDSの三吉野健滋社長は「従来のインフラの延長線上に接続するだけで使えるところがmagatamaの強み。IoT(Internet of Things)時代の必需品になる」と語った。

 DDSは、magatama対応のサービスを利用して決済などが行われるのに応じて対応サービス側から使用料を受け取る形で収益を得るモデル。ユーザーに対してアプリなどは無料で提供する。

 FIDOに準拠するID管理サーバを立ち上げ、認証局サービスの提供でプラットフォームとして展開していく。FIDOに準拠していない他社サーバとも、マガタマサーバで管理するIDと連携をすることで認証サービスを提供し、本人確認が必要となるさまざまサービスに対して指紋認証を拡大させていく狙いだ。

 三吉野社長は「パスワード認証はなりすましが簡単で、情報漏えいも多発しており、限界がきている。生体認証はこの2〜3年で爆発的に普及するだろう」とみて、2年以内に累計10万個の提供を目標に掲げている。

photo magatamaについて説明するDDS社長の三吉野健滋氏。名前の由来は「昔からあるのに、今も存在し続けている勾玉のような存在になってほしい」という願いからきているという

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