トヨタ自動車は8月2日、新型ランドクルーザー(300シリーズ)を発売した。2007年に導入した従来型(200シリーズ)から14年ぶりとなるフルモデルチェンジとなる。
ランドクルーザーは、1951年8月に「TOYOTA BJ型」として誕生。これまでに世界170の国と地域で累計約1060万台販売し、年間販売台数は30万台以上となる。
新型ランドクルーザーは、「信頼性・耐久性・悪路走破性」は進化させつつ継承し、世界中のどんな道でも運転しやすく、疲れにくい走りの実現を目指し開発。高い剛性を確保しつつフレームやボディを改良し、車両として約200キロの軽量化を実現した。
プラットフォームの刷新に伴い、ハイマウント・ダブルウィッシュボーン式(フロント)とトレーリングリンク車軸式(リヤ)のサスペンションを新たに開発。特にリヤサスペンションは、ショックアブソーバーの配置を最適化し、乗り心地と操縦安定性を向上させた。また、サスペンションアームの配置変更により、ブレーキング時にも安定した車両姿勢を維持するとしている。悪路での走破性を向上させるため、タイヤの浮きづらさも向上させた。
悪路での耐久性と時代のニーズに適合させるため、操舵アクチュエーター付パワーステアリングを採用。低速時の取り回し向上が期待できるほか、悪路走行時のショック(キックバック)を低減するとしている。また、「ZX」「GR SPORT」「VX」には電子制御ブレーキシステムを標準装備した。
搭載エンジンは、いずれも新開発となるV型6気筒ツインターボエンジン(3.5リッター ガソリン・3.3リッターディーゼル)の2種類。従来型との比較で、車両使用時の年間CO2排出量を、グローバルの全台数分で約10%低減できる見込みだという。
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