小中学校のデスクトップLinux実証実験にターボリナックス採用

ターボリナックスは11月2日、デスクトップLinuxの利用検証を目的として岐阜県の小中学校に導入されるパソコンのOSとして「Turbolinux 10 Desktop」が採用されたことを発表した。

» 2004年11月02日 18時26分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 ターボリナックスは11月2日、デスクトップLinuxの利用検証を目的として岐阜県の小中学校に導入されるパソコンのOSとして「Turbolinux 10 Desktop」が採用されたことを発表した。本実証実験は、ターボリナックス、アルゴ21、キヤノン、サン・マイクロシステムズ、ジャストシステム、シャープシステムプロダクト、日本IBM、ビジネスサーチテクノロジ、三菱総合研究所の共同受託事業として実施される。

 今回の実証実験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の公募事業「学校教育現場におけるオープンソースソフトウェア活用に向けての実証実験」として採択されたもので、デスクトップLinuxを搭載したパソコンを約450名の児童・生徒が実際に利用し、既存の教材ソフト・教育用コンテンツの活用可否やデスクトップLinuxの機能および操作性、学校における管理負荷の低減などを検証するもの。

 主に算数(数学)、理科および授業時間外の自主的な自由利用において、Turbolinux 10 Desktop、Webブラウザ(Mozilla)、オフィス(Star Suite、一太郎)、教員作成の数学教育用ソフトウェア(Java)などが用いられる。

 また、今回の実証実験では岐阜県とともにつくば市の小中学校での実証実験が同時に行われており、合計1000名以上という大規模かつ複数校での導入実験を実施することで、全国のあらゆる学校で利用が可能であることを実証することになっている。

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