アラクサラネットワークスは、企業向けのレイヤ2スイッチ「AX2400Sシリーズ」とレイヤ3スイッチ「AX3600Sシリーズ」を発表した。
アラクサラネットワークスは9月7日、企業向けのレイヤ2スイッチ「AX2400Sシリーズ」とレイヤ3スイッチ「AX3600Sシリーズ」を発表した。
同社は2004年10月に、日立製作所とNECのハイエンドルータ/スイッチ事業を統合して発足しており、これまで主に通信事業者や企業のネットワークコア/向けの製品を提供してきた。これに対して今回リリースされた製品は、企業のエッジネットワークやサーバファームをターゲットとしたもの。
といっても、いわゆるダムハブに近い感覚の、コストパフォーマンスを追及したモデルではない。コストダウンの追求はもちろんだが、信頼性やセキュリティ、さらには運用性を高めた製品とすることで、よりエンドユーザーに近い部分にまで、同社言うところの「ギャランティードネットワーク」を提供していくという。
新製品はいずれも1Uサイズのボックス型。各々ポート構成によって3つのモデルがあり、ハイエンドモデルでは10GbEポートを搭載する。また、MACアドレスに基づくVLAN機能や802.1x認証機能などもサポート。いわゆる検疫ソリューションとの連携も狙える構成だ。さらに、国内企業でも普及が進むIP電話を視野に入れ、音声パケットを優先的に処理するためのQoS機能もサポートしている。
価格は、AX2400Sシリーズが59万8500円から、AX3600Sシリーズは90万3000円から。いずれも12月20日より出荷を開始し、今後3年間で合計7万台の販売を見込む。
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