事業動向では、エリック・ガン代表取締役社長兼COOが最新の加入件数について、11月中旬までに16万件を超えたと発表した。「今年8月に10万加入を突破したが、この時点でも計画より1カ月早い達成となった。現在はそれを上回る勢い」という。
個人と法人の契約者の割合は7対3で、「法人の勢いは思ったより多い。潜在ニーズがあり、着実にユーザーを獲得している」と千本氏。また、端末別ではPDAモデルの「EM・ONE」「同α」が約4万件で、データ通信端末は12万件ほど。法人ユーザーの多くはデータ通信端末を利用しているとみられる。
サービスエリアでは12月末までに43都道府県でサービスを予定し、全国での人口カバー率は50%以上、東名阪平均では90%となった。ガン氏によれば、東京都では96%、大阪府では94%、愛知県では80%(名古屋市は90%)になるという。
同社は、11月に主要ISP5社と「MVNOコンソーシアム」を結成した。まず、12月からNECビッグローブがイー・モバイルの通信インフラを利用したデータ通信サービスを開始し、ニフティとソネットエンタテインメント、DTI、hi-hoも同様のサービスを計画している。
今後の事業展開では、2008年3月からNTTドコモのネットワークにローミングする形で音声サービスを開始する。また、サービスエリア計画では、単独として全国人口カバー率60〜70%実現を当面目標にしている。また加入目標は2010年末に300万件、2012年末に500万件としており、2010年度に単年度黒字化、2011年度以降に売上高3000億円の達成を目指すとしている。
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