NEC、通信事業者向けSaaS基盤パッケージを発売まずはSFAから

NECはSaaS事業の運営管理ソフトウェアとアプリケーションをセットにした通信事業者向け「アグリゲーション型SaaSソリューション」を発売した。

» 2008年06月02日 13時16分 公開
[ITmedia]

 NECは6月2日、SaaS事業の運営に必要なソフトウェア群と企業顧客に提供するアプリケーションをセットにした通信事業者向け「アグリゲーション型SaaSソリューション」を発売した。

ソリューションの提供イメージ

 同ソリューションは、NECのSaaS業務運用ソフトウェア「シナボスペース(NC7000-SB)」と日本オラクルのSaaS実行ソフトウェア「Oracle SaaS Platform」を中核に、ソフトウェアベンダーのアプリケーションを組み合わせて通信事業者に提供する。

 これにより、通信事業者はSaaS基盤の運営環境と最終顧客に提供するアプリケーションを容易に導入できるようになる。最終顧客は、アプリケーションの利用契約手続きや利用料金、通信料金の支払い先などを通信事業者に一括できるようになる。

 当初提供されるアプリケーションは、ソフトブレーンのSFA(営業支援)ソフトウェア「eセールスマネージャー」で、NECではCRM(顧客管理)やグループウェア、Web会議、業種別メニュー、基幹業務向けなど、10〜20種類程度のアプリケーションを提供する計画。NECでは今後3年間で100億円の売り上げを見込んでいる。

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