NEC、NGNと接続するサービス基盤ソフトウェアを拡充アプリ連携や位置情報を活用

NECは、NGNとアプリケーションを連携するためのゲートウェイ機能や位置情報サービスと連携するためのサービス基盤ソフトウェアを新発売した。

» 2008年06月06日 16時46分 公開
[ITmedia]

 NECは6月6日、次世代ネットワーク(NGN)に対応したネットワークサービス基盤ソフトウェア「NC7000シリーズ」の新製品「NC7000-SD」および「NC7000-LE」を発売した。既存のアプリケーションをNGNへ接続するためのゲートウェイ機能や位置情報を活用するための機能を提供する。

 NC7000-SDは、NGN非対応アプリケーションをNGNに接続するためのSIPデータゲートウェイ製品。同製品をNGNの終端にすることで、企業やサービスプロバイダーはNGN非対応のWebシステムなどを改変することなく、NGNにシステムを接続できる。アクセス元がNGN利用者であるかどうかを判定するAPIを提供し、NGNユーザー向けのコンテンツやサービスが提供できるようになる。

NC7000-SDの導入イメージ

 NC7000-LEは、携帯電話端末の位置情報を活用するための製品。Open Mobile Allianceが策定した携帯電話の位置情報を提供するプロトコル「MLP(Mobile Location Protocol)」を利用し、携帯電話事業者の位置情報サーバから外部へ位置情報を提供する。携帯電話網から収集した端末の位置情報を、プレゼンス情報としてサーバへ送信する「PNA機能」や、取得した位置情報を蓄積して携帯電話事業者の位置情報サーバにかかる負荷を軽減する「位置情報キャッシュサーバ機能」なども提供する。

 製品価格は個別見積り。今後3年間に合計100システムの販売を見込む。

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