GMAT試験での替え玉防止対策に手のひら静脈認証装置受験生の本人確認

米Pearson傘下の米Pearson VUEは、受験生の本人確認に手のひら静脈認証装置を採用した。替え玉受験を防止するのが目的。

» 2008年07月25日 19時15分 公開
[ITmedia]

 教育関連の出版事業を展開する米Pearsonの傘下で、GMATなどの試験の運営を請け負う米Pearson VUEは、受験生の本人認証に、米Fujitsu Computer Products of Americaの手のひら静脈認証装置「PalmSecure」を採用した。7月23日にFujitsu Computerが発表した。

 替え玉受験などの不正行為を防止するのが目的。テストの基盤システムにPalmSecureを導入した。GMATのスコアは、MBA取得の際ビジネススクールに提出する必要がある。

 Pearson VUEのロバート・ウィーラン社長は、PalmSecureを採用した理由を「導入しやすく、費用対効果が高い。受験者に負荷をかけずに実施できるから」と発表文でコメントしている。

 Pearson VUEはPalmSecureをインドと韓国の16カ所の試験センターで採用した。2009年5月までにすべての試験を対象にし、107カ国400以上の試験センターに採用する。

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