米Pearson傘下の米Pearson VUEは、受験生の本人確認に手のひら静脈認証装置を採用した。替え玉受験を防止するのが目的。
教育関連の出版事業を展開する米Pearsonの傘下で、GMATなどの試験の運営を請け負う米Pearson VUEは、受験生の本人認証に、米Fujitsu Computer Products of Americaの手のひら静脈認証装置「PalmSecure」を採用した。7月23日にFujitsu Computerが発表した。
替え玉受験などの不正行為を防止するのが目的。テストの基盤システムにPalmSecureを導入した。GMATのスコアは、MBA取得の際ビジネススクールに提出する必要がある。
Pearson VUEのロバート・ウィーラン社長は、PalmSecureを採用した理由を「導入しやすく、費用対効果が高い。受験者に負荷をかけずに実施できるから」と発表文でコメントしている。
Pearson VUEはPalmSecureをインドと韓国の16カ所の試験センターで採用した。2009年5月までにすべての試験を対象にし、107カ国400以上の試験センターに採用する。
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