コンタクトのアイシティ、おサイフケータイ向け情報配信システムを採用待ち時間を有効活用

店頭広告に組み込んだ小型端末におサイフケータイをかざすと、店の情報を携帯電話に表示する。混雑時の待ち時間に使ってもらい、ネット会員の登録を促す。

» 2008年08月06日 15時22分 公開
[ITmedia]
image おサイフケータイ向け情報配信システム

 大日本印刷(DNP)は8月5日、おサイフケータイ向けの情報配信システム「サイトキッカー」が、コンタクトレンズ専門店のコンタクトのアイシティで採用されたと発表した。

 同システムは、売り場に設置した専用の小型端末におサイフケータイをかざすと、売り場の情報を掲載したWebサイトのURLを携帯電話の画面に表示するもの。来店者がアイシティの店頭広告に組み込まれた小型端末に携帯電話をかざすと、アイシティの携帯サイトに接続し、ゲームなどのコンテンツや会員登録のページが表示される。混雑時における来店者の待ち時間を活用して、ネット会員の登録を促進する狙いだ。

 アイシティでは、年間に来店する約250万人の顧客にネット会員の登録を促すためにサイトキッカーを導入。ネット会員には買い替えのタイミングに合わせてメールマガジンを送り来店を促すほか、コンタクトレンズの購入実績が無い会員にはクーポンなどを提供して、新規顧客の獲得を目指す。

 まずは都内の3店舗で展開する。今後は全国約150店舗への導入を検討する。サイトキッカーの価格は、小型端末5台を1カ月間レンタルする場合13万円(税抜き)から。

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