悲しき女子ヘルプデスク物語:早けりゃいいってものじゃない――新しモノに潜むワナ (2/4)
テストせずにドライバアップデート。結局は自業自得なのね
「何が原因か?」とすったもんだしているうちに、どうやらサーバにインストールされているウイルス対策ソフトがおかしな挙動をしているらしいことが分かった。ウイルス対策ソフトを停止すると、メールの受信ができるようになるという“摩訶不思議”な事態が起こる。とはいえ、サーバのウイルス対策をしないわけにもいかない……。
なぜ突然そのソフトがおかしくなったのか? いろいろチェックしたが、特に変わった様子はない。調子が悪くなるきっかけに心当たりはないなあ、とメンテナンス記録を見ていると……?
サーバのRAIDコントローラーのドライバがアップデートされている。
ま、まさかとは思うけど……、とたじろぐわたし。でも怪しいことには違いないので、RAIDコントローラーに付属するCDから、古いドライバを再インストールしてみた。そうしたら3日たっても1週間たっても、メールは滞りなく受信され、ウイルス対策ソフトも奇怪な動きをしなくなったではないか!
何でも記録はしておくものね。このアップデートログがなかったら、RAIDコントローラーのドライバとウイルス対策ソフトの因果関係なんて、絶対に分からなかっただろう。
そういえば、このRAIDコントローラーは同じ物が社内にないので、テストしないでドライバをアップデートしたのだった。RAIDコントローラーのメーカーから提供されているドライバだから大丈夫だろう、と思ったのが間違いだった。
いままでだってトラブルなく動いていたんだから、こんなことならアップデートしなきゃ良かった。アップデートするのにかかった時間と、トラブルの原因追求や復旧にかけた作業時間を返してーと叫びたくなってしまった(どちらも自業自得だけど……)。新しければいいってものではないのですね。
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