NEC、発熱を感知する赤外線システムを本社ビルに設置新型インフルの感染防止へ

新型インフルエンザの拡大を防止するため、NECは発熱を感知する赤外線システムを本社ビル入り口に設置した。

» 2008年12月26日 12時34分 公開
[ITmedia]
NEC本社ビル入口に設置した「赤外線サーモグラフィシステム」 NEC本社ビル入口に設置した「赤外線サーモグラフィシステム」(出典:NEC)

 NECは12月25日、新型インフルエンザ対策の実証実験として、本社入り口に「赤外線サーモグラフィシステム」を設置したと発表した。入場者の体温を調べて、発熱していれば対応する。新型インフルエンザの感染拡大の防止が狙いだ。

 赤外線サーモグラフィは、物体から放射される赤外線を解析して、温度の分布を映像にして表示する装置。NECでは、体表面温度が38℃以上の入場者を感知し、体温の測定やマスクの着用、手洗いの徹底を促す。

 新型インフルエンザが発生した場合は、本社や事業所、支社の入り口に設置を検討する。

 同装置はグループ会社のNEC Avio赤外線テクノロジーが開発した。成田空港や関西国際空港などは、海外で流行した新型肺炎(SARS)の被害を食いとめるために既に同装置を導入しているという。

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