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» 2009年04月16日 13時21分 UPDATE

まだ底は打っていない:世界PC出荷、第1四半期も前年比減

低価格のミニノートPCが堅調でHPが首位を維持、米国でも2001年以来の首位を奪還した。

[ITmedia]

 米調査会社IDCとGartnerは4月15日、2009年第1四半期の世界PC市場に関する調査結果をそれぞれ発表した。景気後退の影響で前期に続いての不調だった。

 IDCの調査では、同四半期のPC出荷台数は前年同期比7.1%減の6346万台で、同社の予測値(8.2%減)をやや上回った。景気後退にもかかわらず、価格低下、Netbook(ミニノートPC)の堅調、流通経路の開拓などが奏功し、市場の縮小が最小限に抑えられたとしている。

 ベンダー別の順位は前期と変わらず、Hewlett-Packard(HP)が首位を維持し、Dell、Acer、Lenovo、東芝と続く。HPは米国と日本でのコンシューマー向けノートPCが堅調で、市場シェアを2ポイント増やした。

IDC:2009年第1四半期の世界PC出荷台数速報値(単位:千台)
順位 ベンダー 出荷台数 シェア(%) 出荷台数伸び率(%)
1 HP 13,001 20.5 2.9
2 Dell 8,651 13.6 -16.7
3 Acer 7,333 11.6 6.8
4 Lenovo 4,427 7.0 -8.0
5 東芝 3,447 5.4 11.6
その他 26,601 41.9 -12.8
合計 63,460 100.0 -7.1
x86サーバを除く(資料:IDC)

 IDCは今後について、流通在庫の削減後、年末には市場が回復するとみている。

 一方Gartnerの調査では、第1四半期のPC出荷台数は6720万台で、前年同期から6.5%減少した。低価格ノートPCは引き続きPC市場をけん引するが、こうした製品の低い平均販売価格(ASP)が市場全体の売上高を引き下げるとGartnerはみている。

Gartner:2009年第1四半期の世界PC出荷台数速報値(単位:千台)
順位 ベンダー 出荷台数 シェア(%) 出荷台数伸び率(%)
1 HP 13,305 19.8 2.6
2 Dell 8,789 13.1 -16.9
3 Acer 8,758 13.0 26.7
4 Lenovo 4,430 6.6 -7.7
5 東芝 3,688 5.5 18.4
その他 28,239 42.0 -15.6
合計 67,209 100.0 -6.5
X86サーバを含む(資料:Gartner)

 米国市場では、HPが出荷台数を前年比で21%伸ばして2001年以来初めて首位になった。2位のDellがシェアを5ポイント落とした一方、3位のAcerが出荷台数を49.4%伸ばしてシェアを4.5ポイント増やした。4位のAppleについては、ASPの高さが課題になっているものの、堅実な在庫管理で出荷台数の減少を抑えているとしている。

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