Palm、「Palm Pre」発売前の3〜5月期決算は赤字拡大発表後に株価上昇

Palmの5月31日締め決算は大幅な赤字拡大となったが、webOSとPalm Preを立ち上げたルビンスタイン会長兼CEOは、今後の成長に自信を見せた。

» 2009年06月26日 16時16分 公開
[ITmedia]

 米Palm Computingは6月25日発表した第4四半期(3〜5月期)決算は、売上高は前年同期の2億9620万ドルから71%減の8680万ドル、最終損益は1億500万ドル(1株当たり78セント)で、前年同期の4340万ドルからさらに赤字を拡大した。

 粗利益は2010万ドル、粗利率は23.1%だった。

 同四半期のスマートフォンの出荷台数は35万1000台で、前年同期からは62%減っているが、前期比では6%増加した。販売台数は46万台で、前年同期比52%減、前期比5%減だった。

 通年では売上高は7億3590万ドル、純損失は7億5350万ドル(1株当たり6ドル51セント)、粗利益は1億5980万ドル、粗利率は21.7%だった。スマートフォンの出荷台数は前年同期比25%減の240万7000台、販売台数は19%減の257万台だった。

 6月10日にエド・コリガン氏からCEO職を引き継いだ会長のジョン・ルビンスタイン氏は、「Palm webOSとPalm Preの立ち上げは当社の変革にとって画期的なものとなった。われわれは再び市場への参入を果たした」と語った。同社はPalm Preを6月6日に発売した。

 同社株式の同日終値は14ドル2セントだったが、時間外取引で16ドル7セントに上昇した。

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