日本通運、Salesforce CRMを採用 6000人が活用へ

日本通運は法人向けの営業担当約6000人が使うCRMとして、セールスフォース・ドットコムの「Salesforce CRM」を採用した。

» 2009年08月27日 18時46分 公開
[ITmedia]

 日本通運は、法人向けの営業担当約6000人が使うCRM(顧客関係管理)として、セールスフォース・ドットコムの「Salesforce CRM」を採用した。8月からシステムを利用するためのIDを営業担当に配布し、2010年3月に全員に配布を完了する。Salesforce CRMの販売を手掛けるキヤノンマーケティングジャパンが8月27日に日本通運から同製品を受注したと発表した。

 日本および海外37カ国で事業を展開する日本通運は、各事業分野や海外現地法人ごとに顧客情報を管理していた。世界規模での取引の増加に伴い、顧客情報の再入力や報告書作成などの事務作業が煩雑になり、グループ全体の営業活動に支障をきたしていた。

 営業プロセスを標準化するために日本通運が選んだのはSalesforce CRM。インターネット経由で顧客や取引関連の情報を管理できるほか、部門間や営業拠点間での商談の進ちょくを把握することも可能。これらの機能はネットワーク経由で使えるため、新たにサーバの設置やシステム開発を行う必要がない。CRMの導入に伴う初期コストを減らせる点も採用の決め手になった。

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