ミラクル・リナックスは10月23日、アプライアンス(機能特化型コンピュータ)への「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5」搭載を支援する「アプライアンス・パートナー・プログラム 」を開始した。
同プログラムは、アプライアンス製品の開発およびサポートを行っている企業のうち、「ミラクル・リナックス販売パートナー契約の締結」「MIRACLE LINUXの一次サポートの提供」「専任営業担当者のアサイメント」などのビジネスアライアンス活動が可能な企業に対して提供されるもの。このプログラムに参加することで、同社から専用のライセンス/サポートメニューを受けることができ、アプライアンス製品の開発の負担を軽減しながら、コストを抑えた商品化が可能になるとしている。
すでにトライポットワークスのファイルサーバ「ギガポットオフィスハード」、日立電線ネットワークスの認証サーバ「Account@Adapter」などのアプライアンスでAsianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5などが採用されてており、同社ではこうした取り組みを促進したい考えだ。
ミラクル・リナックスは終わってしまったのか?
「今年の下期から来年の上期が勝負だと思っている」――“第2の創業”から1年。かつてはLinuxディストリビューターとして一時代を築いたミラクル・リナックスはどこへ向かっていくのか。同社代表取締役社長最高経営責任者の児玉崇氏に聞いた。
エンジニアの楽園を目指す新生ミラクル
ミラクル・リナックスは経営陣を刷新、新たにモバイルインターネットデバイス(MID)の市場に打って出る。開発者に対する尊敬の念も明確な形で示すなど、若き経営陣への期待は大きい。
日中韓が進める「Asianux」が狙う地政学的な支持基盤とは?
LinuxWorld Expo/Tokyo 2004、2日目のセッションでは、ミラクル・リナックス代表取締役社長の佐藤武氏が登場し、日中韓の枠組みで開発される「Asianux」をコアとし、今月末から出荷開始される「MIRACLE LINUX V3.0 Asianux Inside」についての説明を行った。
「キーワードは“Better Than Red Hat”」――Asianux Server 3のみなぎる自信
「キーワードは“Better Than Red Hat”」――9月18日に出荷される「Asianux Server 3」によって、アジアでの確固たる地位を築きたい同社は、マーケティング面でもRed Hatを強く意識しているようだ。
Asianuxが統一された製品ブランドに
ミラクル、Red Flag、Haansoftの3社は、各国で提供しているLinuxディストリビューションの名称を「Asianux」に統一し、9月にリリース予定の「Asianux Server 3」から、アジアにおける共通ブランドとして提供していくことを明らかにした。
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