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» 2009年10月24日 09時45分 UPDATE

ビジネスマンの不死身力:やる気を生み出すには「とにかく、やってみる」 (1/2)

大きな目標だけを追っていても仕事のモチベーションは上がらないものだ。やる気を生み出すには「とにかく、手を付けてみる」ことを心掛けるといい。

[竹内義晴,ITmedia]

少し考え方を変えることで、仕事を楽しく充実したものに。「ビジネスマンの不死身力」では、そのノウハウをお伝えします。


 仕事のモチベーションやる気)が上がらない――。誰もが一度は経験があるはずだ。特に納期や締め切りが迫っていても仕事が思うように進んでいない時などは、やる気が著しく低下してしまう。

 モチベーションに関連するテーマとしては、心理学者のマズローが提唱した「自己実現理論」が有名だ。だがこの理論を理解しても、具体的にやる気をどう生み出せばいいかはいまいち分からない。

 また、やる気を生み出すには目標を持つといいという意見もある。確かに的を射ているのだが、実際にはどんな目標を持てばいいか分からなかったり、目標を立ててもやる気に変化が起きなかったりするものだ。

 理論や目標だけでやる気を生み出すのは、思いのほか難しい。そこで今回は、これらにとらわれずにやる気を生み出すためのちょっとした工夫を紹介する。自分のやる気をコントロールできれば、仕事や生活にも生かせるようになる。

とりあえず、やる――小さな成功体験を積み重ねる

 まずは「とりあえず、やる」ことを意識してみよう。例えば面倒くさい部屋の掃除だ。後回しにしがちで、なかなか手が付けられないものだ。「休みの日に隅々まできれいにする」と意気込んでも、なかなか行動に移せない。

 ここで、気が乗ると乗らないとにかかわらず、とりあえず掃除に取り掛かってみるのだ。少しずつ部屋がきれいになっていくのを目にすると、不思議なもので、次第にやる気が出てくることがよくある。これは部屋が片付いていくことや少しだけ目標をやり遂げたという心地よさを感じることで、次のやる気が引き出されていくからだ。

 これは、普段の仕事や生活でも同じことだ。「目標を達成する」と意気込むのもいいが、それだけではなかなか行動に移せない。大きな目標に目を向けるだけでなく、まずは小さなことに取り組んでみる。すると少しは物事が進む。この小さな成功体験を積み重ねていくと、次第に大きなやる気が生まれてくる。

 わたしも「とりあえず、やる」の実践として、毎日ブログメールマガジンの記事を書くようにしている。書きたくなかったりネタが思い浮かばなかったりしても、とにかくPCに向かい、自分の考えを文章に落とし込む。これを続けていると、「今日もブログを執筆できた」という達成感が得られるようになった。この達成感は、毎日の仕事へのやる気にもつながっている。

ただ、やる――無心になる環境を作る

 やる気が出ないときは、頭で考えて手を動かさなくなってしまうものだ。だが、それではやる気がよりしぼんでしまう。この場合、頭を空っぽにできる環境に身を置いてみるといい。

 この記事を読みながら、あなたはほかのことを一切考えていないはずだ。このように人は、何かをしている時に複数のことを同時に考えることはできない。1つのことを黙々とやることで、それまで抱えていた悩みを頭の中から追い出すことができる。

 わたしにとってその環境は「ウォーキング」である。始まりは健康のためだったのだが、音楽を聞きながら何も考えずに歩き続けていると、頭がすっきりすることに気付いた。特に、やらなければならない仕事が手に付かずに、PCの前で悶々とすることがある。この時にウォーキングに出かけると気持ちが落ち着き、「よし、やろう」とはじめの一歩を踏み出すことができる。最近では「無心になる時間」を作るためにウォーキングをしているといっても過言ではない。

 料理も頭を空っぽにできるいい方法だ。精神科医の香山リカさんは、著書『心の深呼吸ができる本』の中でこう言及している。

なにをしてもうまくいかない。なにを考えてもマイナス思考。そんな“煮詰まった日”もありますよね。「そんなときは餃子を作るのが、いちばんだよ」と先輩の精神科医が教えてくれました」。野菜を切ったり、餃子の種を皮に入れたりする作業は単調だが、無心になって「ただ、やる」ことで、頭をスッキリすることができる。

 いろいろと試行錯誤を試みて、あなたなりの「無心になれる環境」を作ってみてはいかがだろうか。

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