クエスト・ソフトウェア、OracleデータベースのSQL文のパフォーマンスを検証するツール製品「SQL Optimizer for Oracle」を発売した。
クエスト・ソフトウェアは12月2日、OracleデータベースのSQL文のパフォーマンスを自動検証するツール製品「SQL Optimizer for Oracle」を発売したと発表した。
同ツールは、複数のSQL文を自動的に実行して、それぞれのパフォーマンスを計測する。パフォーマンスの高いSQL文に自動的に書き換えられるほか、アプリケーションからSQL文を抽出して分析する機能、インデックスに追加した場合のパフォーマンスを分析する機能などを搭載している。
SQL文のパフォーマンスを最適化するには手作業に頼るのが現状。また、高度なスキルを持ったデータベース技術者の不足や、検証手法を確立されていないなどの課題もあり、実際には運用段階でパフォーマンスの劣化を招いてしまうケースが珍しくないという。
同ツールを活用することで、開発段階からパフォーマンスの向上を効率的に進められ、最適化作業に伴う時間的、人的コストを削減でき、運用後の問題発生を回避できる可能性が高まる。また、パフォーマンスを得られるSQL文をノウハウ化することで、経験の浅いエンジニアの育成にも役立つという。
価格は1ユーザー当たり32万4000円(税別)。また、利用するマシン単位で課金する「MSP」ライセンスも用意する。対応データベースは、Oracle Database 8.1.7、9i、10g、11gとなっている。
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