Googleが買収したAppJet、EtherPadをオープンソース化へ

Googleによる買収で自社サービス「EtherPad」を打ち切ると発表したAppJetが、現行ユーザーからの抗議を受けて終了プロセスを修正し、同サービスをオープンソース化する。

» 2009年12月07日 14時55分 公開
[ITmedia]

 米Googleに買収された米AppJetは12月5日、前日発表した同社のリアルタイム共同編集ツール「EtherPad」終了の予定に関する修正を発表した。

 4日の公式ブログでは2010年3月末でサービスを終了するとしていたが、ユーザーからの多数のフィードバックに基づいて移行プロセスを修正した。まず、既に打ち切っていた新規のファイル(Padと呼ぶ)の作成機能を復活させた。またEtherPadをオープンソース化することを決定し、オープンソース化が完了するまで現行のサービスを継続する(新規ユーザーは受け付けない)。プロフェッショナル版は3月末まで無料としていたが、3ユーザーまで無料で、それ以上は1人当たり月額8ドルになる。

 前日のブログで同社は現行ユーザーに12月末までにGoogle Waveのプレビューへの招待メールを送るとしていたが、この件に関し、「現在のWaveはEtherPadほど成熟していないが、将来的にはEtherPadユーザーの皆さんが満足できるサービスになると信じている」と追加している。

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