KDDIは4月から始めた在宅勤務制度での業務システムにシトリックスの「Citrix XenDesktop」と「Citrix XenApp」を導入した。
KDDIが4月から始めた在宅勤務制度での業務システムにシトリックス・システムズ・ジャパンの「Citrix XenDesktop」と「Citrix XenApp」を導入した。シトリックスが12月21日に公表した。
KDDIは約300人の従業員が在宅勤務とリモートアクセスを利用できるテレワークシステムを構築。4月からの在宅勤務制度実施で運用を始めた。システム構築では、在宅勤務時での厳格な本人認証と利用場所の特定、また、PCにデータを残さないといった情報セキュリティの確保しつつ、サイズの大きなデータを社内と同等に送受信できる環境が要件に挙げていたという。
シトリックスの一連の製品では、ユーザーのデスクトップ環境を仮想OS上に構築し、ユーザーのPCへ仮想化したデスクトップ環境を配信。また仮想デスクトップのイメージを作成、展開する専用ツールも活用して運用管理を効率化した。これにより、GPSを用いた位置特定やユーザー認証の後にVPN経由でユーザーへデスクトップ環境を配信し、オフィス内と同様の業務アプリケーションを利用できるようにした。
KDDIとシトリックスは、KDDIの社内システムのシンクライアント化やパンデミック対応でも導入を検討していくという。
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