Appleが開発者向けSDKのアップデートでキャリアのネットワークを利用したVoIP機能を可能にした。「iCall Free VoIP」は3Gネットワークで通話できる初のiPhoneアプリだ。
VoIPソフトベンダーの英iCallは1月27日、同社のiPhoneアプリ「iCall Free VoIP」をアップデートし、3Gネットワークを利用した通話を可能にしたと発表した。
iPhone向けのIP電話アプリとしてはほかにSkypeなどがあるが、通話はWi-Fi経由での利用しかできない。またGoogleのIP電話アプリGoogle VoiceはApp Storeへの登録申請がまだ承認されていない状態だ。
iCall Free VoIPはWi-Fi、3Gネットワーク経由の電話の発信および着信が可能で、iPhoneのアドレス帳をそのまま利用できる。アプリ自体は無料でiTunesストアからダウンロードでき、料金体系は通話ごとと月額9ドル95セントの2通りある。ただし、App Storeの同アプリのサイトには、3Gネットワークを利用する場合はキャリアが別途課金する可能性もあるという注意書きがある。
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