石巻専修大学は学生向けの教育支援システムとして、NECのネットブート型シンクライアントを採用。Windows 7に対応し、4月から稼働を開始する。
NECは2月8日、石巻専修大学の教育支援システムとして、Windows 7対応のネットブート型シンクライアントシステムが採用されたと発表した。4月からの稼働を予定している。
教育支援システムは、同大の全ネットワークと、教育用シンクライアントシステムを中核とする。5つのコンピュータ室に350台のシンクライアント端末(Express5800/51Ma)が導入され、全学生が情報処理教育や語学教育で利用するという。また経営学部ではビジネスシミュレーションやコンピュータ会計などの講義に、理工学部では数理解析やCAD設計といった実践教育にも使われる。
ネットブート型であるがゆえ、ユーザー環境を定義するディスクイメージをサーバ上で一括管理できるため、運用負荷の削減を見込む。OSやアプリケーションのパッチ更新はもちろん、カリキュラムに応じた環境変更も柔軟に行えるOSやアプリケーションはネットブート後、端末が備えるCPUやメモリで実行されるため、不正なプログラムなどをインストールされても再起動すれば正常な環境に復帰できる。
サーバとしては、データセンター向けに省電力を重視したExpress5800/iモデルが導入される。石巻専修大学では、従来の教育支援システムと比較し、消費電力を約60%削減する見込みだ。
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