Adobe決算、黒字回復

Adobeの12〜2月期の決算は赤字に転落した前期から黒字に回復した。同社は近いうちに「Flash Player」および「Creative Suite」の新版を公開する予定だ。

» 2010年03月24日 13時36分 公開
[ITmedia]

 米Adobe Systemsは3月23日、2010年第1四半期(2009年12月〜2010年2月期)の決算を発表した。

 売上高は前年同期比9%増の8億5870万ドル、純利益は1億2720万ドル(1株当たり24セント)だった。純利益は前年同期から19%の減少となったが、赤字に転落した前期からは回復した。売上高は、同社が発表していた目標売上高(8億〜8億5000万ドル)をわずかながら上回った。

 営業利益は1億7680万ドルで、前年同期比15%減。営業利益率は20.6%で、前年同期の26.4%は下回ったが、前期の20.3%よりわずかに回復している。

 同社CEOのシャンタヌ・ナラヤン氏は、「市況の好転でわれわれの多様な製品は堅調を維持し、来たるFlash PlayerおよびCreative Suiteの公開でさらに勢いが付くと自信を持っている」と述べている。

 第2四半期(3〜5月期)の見通しについては、売上高を8億7500万〜9億2500万ドル、営業利益率を21〜24.5%、1株当たり純利益を23〜30セント(いずれもGAAPベース)とみている。

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