Microsoft、「Windows Phone 7」向けアプリ開発ツールのβ版をリリース

Microsoftが、年末発売予定のWindows Phone 7向けアプリやゲームを開発するためのツール「Windows Phone Developer Tools β」の無償ダウンロードを開始した。開発用実機の配布も開始する。

» 2010年07月14日 07時27分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは7月12日(現地時間)、次期スマートフォンプラットフォーム「Windows Phone 7」向けアプリ開発ツール「Windows Phone Developer Tools」のβ版をリリースしたと発表した。Windows Phoneの開発者向けサイトから無償でダウンロードできる。Windows Phone 7搭載端末は、2010年のホリデーシーズン(年末)に登場する予定だ。

 同社は3月に同開発ツールのコミュニティー技術プレビュー(CTP)版をリリースした。その後段階的に機能を追加しており、今回のβリリースは“完成版に近い”という。開発ツールは以下のコンポーネントで構成されている。

  • Visual Studio 2010 Express for Windows Phone Beta
  • Windows Phone Emulator Beta
  • Silverlight for Windows Phone Beta
  • Microsoft Expression Blend for Windows Phone Beta
  • XNA Game Studio 4.0 Beta

 CTP版では別途ダウンロードする必要のあったユーザーインタフェースデザインツールの「Microsoft Expression Blend for Windows Phone」が統合されている。

 また、開発のためにWindows Phone 7端末を「アンロック」できるユーティリティ「Developer Registration Utility」が追加された。開発者向けの実機は7月19日から配布するが、品不足で需要に応えられないため、実機を利用できるテストラボを主要都市に設置する計画という。

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