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» 2010年11月11日 09時00分 UPDATE

バラクーダネットワークス、次世代ファイアウォールやクラウドサービスを投入へ

ネットワークセキュリティ市場で注目を集める次世代ファイアウォールやバックアップ、仮想アプライアンスを順次投入する。

[國谷武史,ITmedia]
barracuda.jpg ディーン・ドラコ会長兼CEO

 ネットワークセキュリティ企業の米Barracuda Networksは、「次世代ファイアウォール」製品やバックアップサービス、仮想化環境向けセキュリティソフト(通称バーチャルアプライアンス)製品を2011年までに国内市場に投入する。来日した会長兼CEOのディーン・ドラコ氏が明らかにした。

 「次世代ファイアウォール」は、通信内容の解析からアプリケーションを識別する機能で、ポート単位で不正な通信を遮断する従来のファイアウォールよりも、きめ細かい通信の制御やセキュリティポリシーなどを可能にする。国内では今年に入り、セキュリティ各社が相次いで次世代ファイアウォール製品を投入している。

 Barracudaの次世代ファイアウォール製品についてドラコ氏は、レイヤ7でのアプリケーション制御やマルウェア対策、統合型ネットワークアクセス制御、WAN最適化、統合管理といった機能を1台のセキュリティアプライアンスに実現している点が特徴になると話す。

 アプリケーション制御の機能については、「“次世代ファイアウォール”という言葉が広まるよりも先に当社のWebセキュリティ製品で実現していた」(ドラコ氏)と同技術の実績を強調する。識別可能なアプリケーションの種類は1000種以上という。国内で広く利用されるものを含めて、アプリケーションのバージョンにかかわらず高い精度で識別できる強みがあるという。

 またWAN最適化では、通信回線の状況に応じてトラフィックの処理を自動的に行う。次世代ファイアウォール製品では、通信内容を解析する際にスループットの低下が生じてしまう点が課題になる。ハードウェアの性能でこの課題を解決しているベンダーもあるが、同社ではWAN最適化を組み合わせることで、ネットワークのセキュリティレベルの維持と安定したスループットの両立を図ったという。

 バックアップサービスは、ユーザー企業内に設置するバックアップシステムと同社のデータセンターを組み合わせたハイブリット型で提供する予定。障害の発生で迅速な復旧が必要になる場合は企業内のシステムでリカバリできるようにし、大規模災害などのディザスタリカバリではデータセンターから復旧できる手段を提供するという。

 このサービスは海外では提供を開始しており、同社は米国や欧州にデータセンターを所有している。ドラコ氏によれば、日本でのサービス提供に合わせて国内にもデータセンターを開設する計画であるという。「セキュリティ上の問題から実データを日本に置きたいという企業のニーズに応える」(同氏)という。

 バーチャルアプライアンスは、既にウイルス/スパム対策やSSL VPNの製品を提供済みで、2011年1月までにWebセキュリティやロードバランサーなど10種類以上の製品を順次投入する。同社はVMwareと提携してこれらの製品をVMwareのプラットフォームに対応させているが、CitrixのXenServerやMicrosoftのHyper-V、Red HatのKVHベースのプラットフォームにも対応する予定だ。

 次世代ファイアウォール製品は2011年初旬に、バックアップサービスは2011年中にそれぞれ提供を開始する計画である。

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