日本オラクル、Hyperionと接続できる経営管理アプリケーションを提供開始企業のIFRS対応を支援

日本オラクルはOracle EPM Systemの最新版を提供開始する。特徴はIFRSおよび各国固有の会計基準に対応したテンプレートにあるという。

» 2011年05月17日 20時54分 公開
[石森将文,ITmedia]

 日本オラクルは5月17日、経営管理アプリケーションの最新版「Oracle Enterprise Performance Management System Release 11.1.2.1(以下、Oracle EPM System)」を同日より提供開始すると発表した。

 最新版の特徴は、欧州で提供しているテンプレート「IFRS Starter Kit」と、日本企業の国際会計基準(IFRS)対応を支援するテンプレートを提供できるようになったこと。これにより、Oracle EPM Systemと連結できる「Oracle Hyperion Financial Management」を使い、IFRS対応を迅速化できるようになったという。

 今回提供するテンプレートは、IFRS対応の際に企業において論点となる各分野を含む。また、各国固有の会計基準で作成された会計データを、IFRSに対応した仕訳に変換できる設定を事前に定義している。ユーザーは、既存のERPシステムの会計データなどをテンプレートに入れることで、それぞれの国の会計基準とIFRSの双方に対応したデータの保持や分析、報告書の出力ができるという。

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