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» 2011年06月06日 16時20分 UPDATE

40度の室温でも安定稼働するサーバ/ストレージを発表 NEC

 NECは、IAサーバ「Express5800シリーズ」およびストレージ「iStorage Mシリーズ」の最新版を発売した。

[伏見学,ITmedia]

 NECは6月6日、IAサーバ「Express5800シリーズ」およびストレージ「iStorage Mシリーズ」の最新版を発売した。省電力性を強化し、これらを利用することでデータセンター全体の電力を最大30%削減できるという。

プラットフォームマーケティグ戦略本部の浅賀博行統括マネージャー プラットフォームマーケティグ戦略本部の浅賀博行統括マネージャー

 新製品は、1Wayタワーサーバ「Express5800/GT110d」、1Wayスリムサーバ「同GT110d-S」、1Way水冷スリムサーバ「同GT110d-S(水冷)」、1Wayラックサーバ「同R110d-1E」「同E110d-1」、およびエントリーモデルのSAN対応ストレージ「iStorage M100」と、下位モデルのSAN対応ストレージ「同M10e」。新製品の強化ポイントについて、同社 プラットフォームマーケティグ戦略本部の浅賀博行統括マネージャーは「導入、運用、空調の3つの視点でエコを実現した」と強調する。

 導入面では、装置単体の省電力化と仮想PF対応力を強化した。サーバ製品については、最大変換効率92%の「80 PLUS GOLD電源」を採用するなど、消費電力を従来比で最大26%削減した。ストレージ製品についても80 PLUS GOLD電源を採用するほか、Expressシリーズの省電力アーキテクチャを活用したことで、従来製品と比べて最大50%の消費電力削減を実現した。

 運用面に関して、サーバ製品においてはリモート機能を強化した。例えば、UPS(無停電電源装置)未接続のシステムでも遠隔地からシャットダウンや電源投入などの自動運転が可能となる。ストレージ製品についてはMAID(Massive Array of Idle Disks)機能を利用して電力消費を削減した。未使用ディスクをMAID機能で省電力状態にしておけば、プールを作成/削除すると自動的に稼働/省電力状態になり節電効果が大きい。

 空調面でのエコについては、製品のエアフローや冷却部材を見直し、サーバおよびストレージの動作環境温度を最大40度まで引き上げた(サーバ従来製品は最大35度)。これにより、仮にオフィスの温度を2度上げれば約8%の空調電力の削減が可能になる。

 電力不足が予想される夏に向けて各企業とも節電対策に躍起になっている。特にデータセンターを所有する企業では喫緊の課題といえよう。「新製品のサーバおよびストレージにシステムを置き換えるとともに、フロア冷却の改善、サーバ集約を行うことで、データセンター全体の電力を最大30%減らすことが可能だ」と浅賀氏は説明する。また、今後の取り組みについて、ITシステム全体やファシリティ全体での省電力化に努めていくとしている。

 価格は、「GT110d」が8万9400円から、「GT110d-S」が10万4800円から、「GT110d-S(水冷)」が14万6700円から、「R110d-1E」が18万2000円から、「E110d-1」が13万8000円から。「iStorage M10e」が55万8000円から、「iStorage M100」が94万7000円から。6月末から出荷を開始する。

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