NHN Japan、最新オンラインゲーム用インフラにHPのサーバを大規模導入

NHN Japanは「TERA」のサービスインフラとして、「HP ProLiantサーバ」を大規模に導入した。省スペース化や、電力使用量約15%〜20%の低減化に成功したという。

» 2011年11月15日 17時55分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は11月15日、NHN Japanが提供する最新オンラインゲーム「TERA :The Exiled Realm of Arborea」のサービスインフラとして、「HP ProLiantサーバ」が大規模に導入されたことを発表した。

 今回導入されたモデルは、2Uラックマウント型サーバ「HP ProLiant DL380」(以下、DL380)と、1Uラックマウント型サーバ「HP ProLiant DL360」(以下、DL360)の2モデルで、リモート管理プロセッサ「HP Integrated Lights-Out(iLO)」の次世代チップ「iLO 3」を搭載した多目的ビジネスサーバになる。

 これにより、次世代MMOPRG(多人数同時参加型オンラインRPG)「TERA」のサービス運用に求められる、高機能、高信頼かつ省スペース、省電力の大規模サーバプラットフォームを実現したという。

 具体的には、100ノードを超える大規模サーバプラットフォームを96Uの省スペースで実現。また、電力使用量についても、他サービスで利用しているサーバプラットフォームと比較して、約15%〜20%の低減化に成功したという。先行して韓国で採用されていた「HP ProLiantサーバ」の故障率が低かったことも今回の採用のポイントとして挙げている。このほか、サーバ設置の際に発生する廃棄物を即日回収する、日本HPの効率的なデリバリー体制により、大量のサーバ導入にあたっての作業負荷を大幅に軽減したという。

 NHN Japanでは、HPのサービスプロバイダー市場向け高密度サーバ「HP ProLiant DL2000」の機能・性能検証の実施を含め、高密度・低消費電力のHP ProLiantサーバを、今後も新たなオンラインゲームのインフラとして導入検討していくとしている。

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