日立製作所、コンテナ型データセンターを発売

先行採用した情報通信研究機構はクラウド基盤用のデータセンターを約2カ月半で構築したという。

» 2012年07月04日 11時57分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は7月4日、屋外設置式のコンテナ型データセンター「フレキシブルデザインコンテナ」を6日に発売すると発表した。価格は個別見積りとなる。

 新製品は、同社のモジュール型データセンターソリューションの1つとして提供される。屋外に設置するコンテナの内部にサーバやストレージ、ネットワーク機器、冷却用空調機器などを搭載し、無人運転が可能。ITサービスに必要な設備を短期間で構築できるようになっている。

フレキシブルデザインコンテナの外観と内部(右)のイメージ

 情報通信研究機構がクラウド基盤用データセンターの設備として、床面積130平方メートル、高さ3.9メートルの仕様のフレキシブルデザインコンテナを先行導入した。アドバンストサーバ「HA8000/RS220」や、ストレージの一部にミッドレンジディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2500」を採用しており、2カ月半で構築。4月から稼働している。機器の冷却には局所空冷方式を取り入れ、PUE値は約1.25という。

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