東芝は日本IBMと共同開発した管理技術を採用する搭載したPCを新たに発売する。
東芝は8月22日、PCのセキュリティ状態や消費電力など企業が全社規模で管理できるようにするためのクライアント管理ツール「東芝スマートクライアントマネージャー」を発表した。同ツールを搭載した企業向けノートPCを9月上旬に発売する。
東芝スマートクライアントマネージャーは、BIOSとソフトウェアを組み合わせることで、PC起動時にサーバと通信して認証されない場合にPCを起動不可にできる。個々のPCに対して起動の可否を設定でき、盗難に遭ったり、許可なく持ち出されたりしたPCの起動を事前に禁止できるようにもなっている。また、USBメモリへのデータコピーや印刷制限などのセキュリティーポリシーも柔軟に設定できる。省電力機能ではサーバでPCの実消費電力を計測、可視化したり、電力ピーク時にAC電源からの電力供給を止めてバッテリで稼働させるなどの運用が可能。
ツールに対応した製品は「dynabook Satellite B652/B552/B452シリーズ」「dynabook R752/R742/R732シリーズ」で、購入時に搭載の有無を選択できる。今回のツールは日本IBMと共同開発したもので、IBMの「IBM Tivoli Endpoint Manager」上で動作する。
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