北里大はiPadを使った会議システムを導入し、会議前日の資料準備工数を約75%削減したという。
北里大学は、職員の作業負荷軽減を目指してiPadを用いた会議システムを導入した。システムを提供した富士ゼロックスが2月12日に発表した。
同大では、学部長会などの定期会議に向けて毎回200枚におよぶ会議資料を作成し、30人以上の参加者に配布していた。こうした資料の作成、配布、保管などが、資料準備に関わる職員の大きな業務負荷になっていたという。
そこで今回、富士ゼロックスの文書管理ソフト「DocuWorks」を導入。さまざまなアプリケーションやフォーマットで各部門が作成した文書ファイルを事務局が集約し、1つの電子資料に編集できるようにした。さらに、作成した資料を文書管理システム「DocuShare」にアップロードし、会議参加者がiPadで閲覧できるようにした。
iPadでの資料閲覧には、富士ゼロックスのiOS向け業務用アプリ「モバイル統合アプリケーション for iOS」を活用。会議参加者が資料内にメモや下線を書き込めるほか、会議終了後にはDocuShare内の個人用フォルダにドラッグ&ドロップ操作でアップロードできるようにしたという。
北里大では一連のシステム導入に伴うペーパーレス化により、会議前日の資料準備工数を約75%削減できたとしている。
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