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» 2013年05月27日 15時46分 UPDATE

日本HP、法人向けタブレットにLTEモデル投入 セキュリティ機能も強化

「HP ElitePad 900」に、NTTドコモおよびKDDIの3/LTEの通信モジュールを搭載したモデルを追加した。セキュリティ対策の新サービスも提供する。

[國谷武史,ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは5月27日、法人向けタブレットPC「HP ElitePad 900」の新モデルとなる「HP ElitePad 900 for au」および「HP ElitePad 900 for DOCOMO」を発表した。HP ElitePad 900 for auを6月中旬、HP ElitePad 900 for DOCOMOを6月下旬以降に発売する。

 ElitePad 900は2012年秋に発表し、今年2月から出荷を開始した製品。インテル Atomプロセッサ(Z2760)や2Gバイトメモリ、WXGA(1280×800ドット)などを搭載し、ディプレイに耐衝撃性に優れたCorning Gorilla Glass 2を採用、米軍調達基準「MIL-STD 810G」に準拠した堅牢性も特徴となっている。

hp0001.jpg 新製品の「HP ElitePad 900 for DOCOMO」(写真左)と「HP ElitePad 900 for au」。Modern UIには設定や管理のためのドコモおよびauのアプリがプリインストールされている

 今回発表の新モデルは、日本市場向けに専用開発され、相互接続試験で検証済みの通信モジュールを内蔵する。NTTドコモ対応モデルは3G(FOMA、800MHz/2GHz)とLTE(Xi、800MHz/1.5GHz/2GHz)、KDDI対応モデルは3G(CDMA/EV-DO、800MHz/2GHz)とLTE(au 4G LTE、800MHz/1.5GHz)のサービスエリア内で、同製品単体でもモバイルデータ通信が可能となる。KDDI対応モデルでの料金プランは「LTE フラット for DATA」となっている。なお、現時点ではMVNOサービスなどには正式対応しておらず、今後の検証については検討中という。

 セキュリティ対策の新サービスとして「Coputraceデータプロテクションサービス」「Coputrace Oneサービス」を5月30日から提供する。両サービスは、カナダのセキュリティ企業Absolute SoftwareがSaaSで提供しているデバイスの資産管理と紛失・紛失対策サービスをベースに、日本HPが提供するもの。

hp0002.jpg 「Coputrace」サービスの内容。リモートロック/データ消去と位置追跡の「Find My PC」サービスは本体料金に4年間のサービス利用料が含まれている

 データプロテクションサービスでは遠隔操作によるデバイスロック/データ消去と位置情報追跡、IT資産管理の機能、Coputrace Oneサービスではデータプロテクションサービスの内容に加え、位置情報追跡で所在が確認されたデバイスの回収も行う。利用料金はデータプロテクションサービスが4200〜1万4910円(契約期間による)、Coputrace Oneサービスが5565〜1万9530円(同)となっている。また、非接触ICカードを用いたログイン認証機能においてソリトンシステムズが提供する「SmartOn」、ジャパンシステムズの「ARCACLAVIS Revo」との動作検証をクリアした。

 このほか、ElitePadの機能を拡張できる「ジャケット」に物理キーボード、手持ちや肩掛けが可能なプロテクションケースを追加。ElitePad10台と同時に充電できる鍵付きケース「HP マルチタブレット充電モジュール」も発売する。キッティングサービスの「カスタムインテグレーションサービス」では6月中旬からHP ElitePad 900にも対応する。

hp0003.jpg ElitePad 900の機能を拡張できる「ジャケット」

 製品価格は、ElitePad 900(for au、for DOCOMO共通)のWindows 8モデルが9万1350円、同Windows 8 Proモデルが11万11300円。物理キーボードのジャケットが2万5200円、HP マルチタブレット充電モジュールが9万9750円となっている。

 記者会見した取締役 副社長執行役員の岡隆史氏は、「ElitePad 900を出荷した2月以降、企業からWindow 8タブレットの導入検証用に購入したいというケースが相次いでおり、数十万台規模の受注獲得を見込める状況だ」と説明。

 Window 8タブレットに対する企業ニーズとして、IT部門からはセキュリティポリシーとの親和性や資産管理などのガバナンスへの対応があり、ユーザーとなる業務部門からはネットワークへの接続性や洗練されたデザイン性などがあるという。今回のLTE対応モデルの投入で、こうした多様な企業にニーズに対応できると述べた。クライアントソリューション本部長の九嶋俊一氏は、「外回りの営業やフィールドメンテナンス、店舗の業務管理、工場の製造機器の管理端末、経営者の利用など、あらゆる利用シーンに対応していける」を語っている。

hp0004.jpg プロテクションケースのジャケットを装着したElitePad 900をデモンストレーションする九嶋氏

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