NTTネオメイト、6000台の仮想デスクトップ環境にセキュリティ対策を導入導入事例

NTTネオメイトは、トレンドマイクロのエージェントレス型サーバセキュリティ製品「Deep Security」を活用して、VDIのセキュリティ対策におけるシステム過負荷の問題解決を図る。

» 2013年06月13日 16時00分 公開
[ITmedia]

 西日本エリアの情報通信インフラの構築から運用・保守、ネットワークや情報基盤を活用したアプリケーション、クラウドサービスを提供するエヌ・ティ・ティ ネオメイトが、仮想デスクトップ(VDI)向けセキュリティ対策として、トレンドマイクロの総合サーバセキュリティソリューション「Trend Micro Deep Security」を採用した。トレンドマイクロが6月13日、発表した。

 NTTネオメイトは、これまで自社内でVDIを構築・運用し、一部の業務用端末も仮想化して利用してきた。セキュリティ対策としてはエージェント型(ホスト型)のウイルス対策製品を導入していたが、複数のVDIに対し、同時にウイルス検索を実行した際のシステムへの過負荷発生の懸念から、システム全体でのウイルス検索の実行が難しいという問題に加え、ウイルスパターンファイル配信のスケジュール管理の煩雑化という問題も発生していた。

 これらの問題解決のため、社内への新たなDaaS(Desktop as a Service)環境の導入・運用を決定し、そのための検証を行った結果、運用時の安定したパフォーマンスとシステム負荷削減を実現するソリューションとして「VMware Horizon View」によるVDIと、エージェントレス型のDeep Securityによるセキュリティ対策の導入を選択した。4月から約6000台分のVDI向けにDeep Securityが利用されている。

 これにより、システム全体のウイルス検索実行やウイルスパターンファイル配信のスケジュールの簡素化が可能となり、さらにDaaS環境の構築にあたり、導入までの情報提供や検証環境構築の支援などトレンドマイクロの技術サポートが高く評価されたという。

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